文献

J-GLOBAL ID：201002200743077743   整理番号：10A0851980

水媒体からのヒ素(V)の抽出用の第3級アミン基をもつセルロースベース陰イオン交換体

Cellulose-based anion exchanger with tertiary amine functionality for the extraction of arsenic(V) from aqueous media

著者 (2件)： ANIRUDHAN T.s. (Dep. of Chemistry, Univ. of Kerala, Kariavattom, Trivandrum 695 581, IND) ,  JALAJAMONY S. (Dep. of Chemistry, Univ. of Kerala, Kariavattom, Trivandrum 695 581, IND)
資料名： Journal of Environmental Management  (Journal of Environmental Management)
巻： 91  号： 11  ページ： 2201-2207  発行年： 2010年11月 
JST資料番号： H0435B  ISSN： 0301-4797  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 架橋剤としてのN,N’-メチレンビス-アクリルアミドと開始剤としてのベンゾイルペルオキシドを用いたセルロースとグリシジルメタクリレートのグラフト重合反応とそれに続くジメチルアミン(アミネーション)と酸(HCl)処理で,第3級アミンを官能基とする新奇なセルロースベースアニオン交換体(Cell-AE)を合成した。この化学修飾は赤外分光とCHN分析で確認した。このアニオン交換体によるAs(V)吸着をバッチ法で検討した。検討した操作変数は,pH,接触時間,初期ひ素濃度,吸着剤質量,及びイオン強度である。吸着は溶液pHに影響され,pH6.0が最適であった。吸着平衡は1h以内に達成された。イオン強度の増加はヒ素除去にマイナスに作用した。初期濃度25.0mg/Lのとき,99.0%以上のAs(V)除去が達成された。吸着は擬二次吸着速度式にしたがった。吸着平衡等温データをLangmuir,Freundlich,Redlich-Peterson及びLangmuir-Freundlich式を用いて解析した。Lngmuir-Freundlich等温式が25~400mg/Lの濃度範囲で吸着データをうまく記述した。吸着機構は配位子交換プロセスとみられた。模擬地下水サンプルをCell-AEで処理し,そのAs(V)除去効率を実証した。吸着As(V)イオンは0.1MNaOHで効果的に脱着された。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ヒ素 ,  *セルロース ,  *化学修飾 ,  *陰イオン交換 ,  *イオン交換体 ,  吸着速度 ,  吸着 ,  脱着 ,  吸着平衡 ,  除去
準シソーラス用語： *修飾セルロース ,  *陰イオン交換体

分類 (1件)： 用水の化学的処理  (SC02040E)

タイトルに関連する用語 (6件)： 水 ,  媒体 ,  ヒ素 ,  3級アミン基 ,  セルロース ,  陰イオン交換体