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J-GLOBAL ID：201002200812830491   整理番号：10A0845997

Fe_n(C₆H₆)_m,n≦2;m≦2錯体の構造および電子特性の理論的研究

Theoretical study of the structural and electronic properties of the Fe_n(C₆H₆)_m, n≦2; m≦2 complexes

著者 (2件)： VALENCIA Israel (Universidad Nacional Autonoma de Mexico, Mexico, MEX) ,  CASTRO Miguel (Universidad Nacional Autonoma de Mexico, Mexico, MEX)
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 12  号： 27  ページ： 7545-7554  発行年： 2010年07月21日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Fe_1,2(C₆H₆)_1,2クラスタの基底状態(GS)幾何構造を密度汎関数,BPW91/6311++G(2d,2p)法を用いた全電子計算により決定した。Fe(C₆H₆)_1,2の安定性は,2S=4(Sは全スピン)のFe原子より低スピン状態にある半サンドウィッチおよびサンドウィッチGS構造におけるFe-C η⁶配位の形成により達成される。[Fe(C₆H₆)₂]^-では,このアニオンのGSが対称性の悪いサンドウィッチ構造であるためη⁶結合からの乖離が生じ,主にベンゼン環単位の反発によってη⁶およびη²配位を示す。Fe-C結合に比べ強いFe₂があるFe₂(C₆H₆)_1,2では,Fe₂分子が長い結合長をもつのにもかかわらず,その長さがそのまま保存されるためおむすび型の構造を形成する。錯体の性質をさらに詳しく調べるために電子親和力,イオン化および結合エネルギー,および振動周波数も決定した。

シソーラス用語： *鉄錯体 ,  *分子構造 ,  クラスタ ,  密度汎関数法 ,  基底状態 ,  サンドイッチ構造 ,  芳香族炭化水素

分類 (2件)： 鉄の錯体  (CE01091H) ,  分子の幾何学的構造一般  (BH05021S)

物質索引 (1件)： ベンゼン

タイトルに関連する用語 (4件)： 錯体 ,  電子 ,  理論 ,  研究