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J-GLOBAL ID:201002200834709173   整理番号:10A0813706

MALDI-TOF MS(マトリックス支援レーザ脱離/イオン化飛行時間型質量分析)によって小分子を分析するための新規マトリックスとしてのグラフェン

Graphene as a Novel Matrix for the Analysis of Small Molecules by MALDI-TOF MS
著者 (4件):
資料名:
巻: 82  号: 14  ページ: 6208-6214  発行年: 2010年07月15日 
JST資料番号: A0395A  ISSN: 0003-2700  CODEN: ANCHAM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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低質量被検質のMALDI-TOF MSではマトリックスイオン妨害及び検出器飽和という問題があり,これを回避するため,最近では,多孔質シリコン,界面活性剤などの異なるマトリックスが使用されるようになっている。このことに関連して,本研究では小分子MALDI-TOF MSにおける新規マトリックスとしてグラフェンを使用したところ,従来のマトリックスに比べて,グラフェンが非極性化合物に対して高い脱着/イオン化効率を示すことが分かった。グラフェンマトリックスは被検質のトラップ基質として機能し,レーザ照射での被検質へエネルギーを転送する役目を果たし,固有マトリックスイオンの妨害を除去することができる。またマトリックスとしてのグラフェンの使用によって被検質のフラグメンテーションを回避できることから,複雑な試料マトリックス中の実際的な試料のMALDI MS分析のためのマトリックスとしてグラフェンの潜在的な適用性を確認することができた。α-シアノ-4-ヒドロキシけい皮酸のような従来のマトリックスと比べて,グラフェンは試料調製,被検質脱着/イオン化における高効率,被検質についてのピーク強度再現性の改善を含むいくつかの長所を有し,アミノ酸,ポリアミン,ステロイド,抗癌剤,ヌクレオシドの分析に適用できるものと考察した。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
炭素とその化合物  ,  質量分析  ,  生体物質一般 

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