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J-GLOBAL ID：201002200903295912   整理番号：10A0908938

主成分分析を用いた繊維汚れの画像鮮明化処理

著者 (5件)： 桶谷新也 (京都府中小企業技術セ) ,  桶谷新也 (京都工繊大 大学院工芸科学研究科) ,  藤田和弘 (龍谷大 理工) ,  中森伸行 (京都工繊大 大学院工芸科学研究科) ,  森本一成 (京都工繊大 大学院工芸科学研究科)
資料名： Journal of Textile Engineering  (Journal of Textile Engineering)
巻： 56  号： 4  ページ： 107-115  発行年： 2010年08月15日 
JST資料番号： L5665A  ISSN： 1346-8235  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 検査技能者への支援を目的とし,目視では捉えることが困難な小さくかつ彩度が低い繊維付着汚れの鮮明化を行うために,画像の構造的な情報とカラー情報の両方に着目した主成分分析(PCA)を用いる新しい処理方法を提案した。PCAを用いた2段階の処理ステップから構成し,第1ステップとして,画素単位でRGB成分を無相関化し,汚れ部分が色差情報として表わされることを示した。第2ステップとして,色差情報の抽出処理後の画像を固有部分空間に射影し差分処理を行うことで,画像のテキスチャ構造を低減できることを示した。第2ステップのテキスチャ構造の低減処理では,テキスチャの空間的な周期や汚れの大きさに応じたブロックサイズが必要であることがわかった。画像におけるカラー情報とテキスチャ情報の両方に着目していることから,小さく彩度が低い汚れに対して有効である。

シソーラス用語： *主成分分析 ,  *汚染 ,  *画像処理 ,  彩度 ,  画素 ,  色差 ,  画像 ,  差分法 ,  空間 ,  周期

分類 (2件)： 関連産業  (YM01060D) ,  繊維物理  (YM02020S)

引用文献 (8件)：

• [1] Miki T, Matsuo T, Ishizawa H, Matsumoto Y, Nishimatsu T, Toba E (2006) J Text Eng, 52-2, 81-86
• [2] Ishizawa H, Tanaka T, Kanai H, Nishimatsu T, Toba E (2006) J Text Eng, 52-5, 211-215
• [3] O.G.Sezer, A.Ercil, A.Ertuzun (2007) Patten Recognition, 40, 121-133
• [4] Echigo T (1998) IEICE Trans, J81-D-II ,660-670
• [5] Lui Jianli, Zuo Baoqi (2007) J Text Inst, 98-4, 355-362

タイトルに関連する用語 (4件)： 主成分分析 ,  繊維 ,  汚れ ,  画像鮮明