文献

J-GLOBAL ID：201002200915149458   整理番号：10A1015665

御蔵島におけるツゲノメイガの異常発生

著者 (4件)： 岸洋一 (東京農工大) ,  宍倉克俊 (東京都三宅支庁) ,  藤岡牧夫 (東京都三宅支庁) ,  深見幹朗 (アジア航測)
資料名： 森林防疫  (Forest Pests)
巻： 59  号： 5  ページ： 197-200  発行年： 2010年09月25日 
JST資料番号： Z0694A  ISSN： 0288-3740  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 御蔵島のツゲの木工製品は地場産業として有名である。2007年ツゲの葉にガの幼虫が大発生し食害葉が目立った。そこで,害虫名を確認し,食害とツゲの枯損との関係を調べ,防除対策を検討し,殺虫剤による防除を試みた。御蔵島におけるツゲノメイガは2008年11月に異常発生していたが,2009年5月と11月,2010年4月には終息した。殺虫剤の予備試験結果,ディプテレックスの効果が高いことが確認された。ツゲノメイガの食害により,緑葉の残存率が10%以下になると,新葉の発生が見られなくなり,枯損が発生した。緑葉の残存率が20%以上の段階で殺虫剤の散布をする必要がある。

シソーラス用語： *ガ ,  *発生生態 ,  ツゲ科 ,  食害 ,  有害生物防除 ,  害虫防除 ,  殺虫剤 ,  枯死 ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族塩素化合物 ,  ホスホン酸エステル ,  第二アルコール ,  ツトガ科 ,  食害防止 ,  *無脊椎動物 ,  真正双子葉類
準シソーラス用語： *ツゲノメイガ ,  食害防除

分類 (2件)： 昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U) ,  森林植物学  (FF02020E)

物質索引 (1件)： ディプテレックス

引用文献 (6件)：

• 河合省三・阿部善三郎・堀 武平 (1978) 伊豆利島のツバキに異常発生したハスオビエダシャク. 植物防疫32: 273~276.
• 小林富士雄 (1993) ツゲノメイガ, 森林昆虫 (小林・竹谷編), pp. 331~332, 養賢堂, 東京.
• 丸山 威・眞梶徳純 (1987) ツゲノメイガの生活史に関する研究I. 成虫の発生時期と発育速度. 応動昆31: 226~232.
• 土屋大二 (未発表)
• 上住 泰 (1975) 緑化樹木を加害するりん翅目害虫とその防除植物防疫29: 349~354.

タイトルに関連する用語 (2件)： 御蔵島 ,  異常発生