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J-GLOBAL ID：201002201328486804   整理番号：10A0529068

触媒技術の動向 Prox-SMZ:次世代型LCO採取用FCC触媒の開発(BASF)

著者 (2件)： 栢野雅教 (BASF) ,  岡本啓吾 (BASFジャパン)
資料名： JETI  (JETI)
巻： 58  号： 5  ページ： 54-56  発行年： 2010年05月19日 
JST資料番号： F0013B  ISSN： 0289-4343  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 石油精製における重質原油の処理および軽油収率の上昇は今後も長期的に見込まれる。特にライト・サイクル・オイル(LCO)と分類される軽油分の需要増加が見込まれる。BASFは流動接触分解(FCC)におけるLCO収率を最大化させるための次世代触媒を開発した。具体的には高活性なマトリックスと製品選択性に優れたゼオライトの両特性を,BASF独特の製法であるDMS(Distributed Matrix Structure)でうまく融合させることで,残油の転化率を落とすことなく,またコークの生成を低水準に保ったまま,LCOの収率増加を達成した。この技術基盤をProx-SMZと呼んでいる。新規触媒は既に商業プラントでも使用されており,従来型触媒よりも約5%も高いLCO収率が実証されている。

シソーラス用語： *石油精製 ,  *流動接触分解 ,  触媒 ,  軽油 ,  採油 ,  収率 ,  触媒調製 ,  触媒活性 ,  安定性 ,  選択性 ,  マトリックス【母体】 ,  ゼオライト ,  残油 ,  転化率 ,  走査電子顕微鏡
準シソーラス用語： *FCC触媒 ,  コーク【触媒劣化】

分類 (3件)： 石油精製一般  (YF02010M) ,  触媒操作  (XE01050T) ,  精製プロセス  (YF02050E)

タイトルに関連する用語 (7件)： 触媒 ,  動向 ,  次世代 ,  採取 ,  FCC触媒 ,  開発 ,  BASF