文献

J-GLOBAL ID：201002201547837302   整理番号：10A0025703

YbFe₂Al₁₀型CeT₂Al₁₀(T=Fe,Ru,Os)における新しい相転移及び圧力効果

Novel Phase Transition and the Pressure Effect in YbFe₂Al₁₀-type CeT₂Al₁₀ (T = Fe, Ru, Os)

著者 (9件)： NISHIOKA Takashi (Kochi Univ., Kochi) ,  KAWAMURA Yukihiro (Kochi Univ., Kochi) ,  TAKESAKA Tomoaki (Kochi Univ., Kochi) ,  KOBAYASHI Riki (Kochi Univ., Kochi) ,  KATO Harukazu (Kochi Univ., Kochi) ,  MATSUMURA Masahiro (Kochi Univ., Kochi) ,  KODAMA Kazuto (Kochi Univ., Kochi) ,  MATSUBAYASHI Kazuyuki (Univ. Tokyo, Chiba) ,  UWATOKO Yoshiya (Univ. Tokyo, Chiba)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 78  号： 12  ページ： 123705.1-123705.4  発行年： 2009年12月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 斜方晶CeT₂Al₁₀(T=Fe,Ru及びOs)の単結晶を,Al自己フラックス法により,はじめて,成長させることに成功し,8GPaまでの圧力における電気抵抗率ρ,磁化率Χ,及び周囲圧力における比熱Cを測定した。結果は,CeT₂Al₁₀が重いFermi粒子化合物に属していることを示した。CeRu₂Al₁₀及びCeOs₂Al₁₀は,それぞれ,T₀=27.3及び28.7Kにおいて類似相転移を示した。規則相におけるρ,Χ,及びCの温度依存性は,熱活性化形式により良く記述され,部分ギャップが,T₀以下においてFermi面上に開くことを示唆した。圧力をCeRu₂Al₁₀にかけると,T₀は3と4GPaとの間で突然消え,CeRu₂Al₁₀はKondo半導体となり,その後,金属になった。それぞれの圧力下でのCeT₂Al₁₀化合物の類似性は,これらの化合物の異常な物理を制御する或るパラメータによるスケーリング関係を示唆した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *セリウム化合物 ,  *ルテニウム化合物 ,  *オスミウム化合物 ,  *アルミニウム化合物 ,  *単結晶 ,  *フラックス法 ,  *電気抵抗率 ,  *磁化率 ,  *比熱 ,  *相転移 ,  金属 ,  *圧力効果 ,  重いFermion
準シソーラス用語： 斜方晶 ,  *圧力依存性 ,  重フェルミ粒子 ,  熱活性化 ,  Kondo半導体

分類 (5件)： その他の無機化合物の結晶成長  (BK13060T) ,  相転移・臨界現象一般  (BL04010V) ,  その他の無機化合物の電気伝導  (BM03044O) ,  その他の無機化合物の磁性  (BM06060P) ,  比熱・熱伝導一般  (BL05021E)

タイトルに関連する用語 (4件)： Ru ,  Os ,  相転移 ,  圧力効果