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J-GLOBAL ID：201002202040945649   整理番号：10A0154053

10.生産現場における肉用牛の受胎率に関するアンケート調査結果から

著者 (5件)： 吉ざわ努 (農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研) ,  平子誠 (農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研) ,  下司雅也 (農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研) ,  高橋昌志 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ) ,  永井卓 (農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研)
資料名： 肉用牛研究会報  (Bulletin of Beef Cattle Science)
号： 88  ページ： 46-48  発行年： 2010年01月22日 
JST資料番号： Y0373A  ISSN： 0386-8419  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 和牛繁殖農家,家畜人工授精師,獣医師を対象にして,肉牛の人工授精および受胎率に関するアンケート調査を行った。受胎率低下に及ぼす要因について農家の経営形態による違いを明らかにするため,飼養規模,主専従者の年齢や,飼養環境との関係を検討した。検討の結果,飼養規模が小さい農家(繁殖雌牛9頭以下)の方が種付きは悪く,発情兆候が弱くなっていると感じる傾向が強いことが示された。主専従者の年齢との関係ではさらなる検討が必要であった。スタンディングで確認できる群管理の方が,単独管理よりも発情兆候が弱くなったという回答が少なくかった。群で飼料を給与する方が,発情兆候が弱くなったおよび種付きが悪いという回答が少なかった。また,粗飼料自給農家の方が購入農家より種付きが悪くなってない,発情兆候が弱くなってないとの回答が多かった。これらの結果,飼養規模による差や群管理の方が発情を発見しやすいことが分かった。受胎率を向上させるためには飼養形態の差や規模の小さい農家について発情発見方法の指導を行うなどきめ細かい取り組みが必要であると考えられた。

シソーラス用語： *肉牛 ,  *受胎率 ,  *アンケート ,  *飼育管理 ,  農業経営 ,  規模 ,  畜産業 ,  生殖能力 ,  発情 ,  人工受精 ,  医療従事者 ,  *実態調査 ,  *繁殖管理 ,  給餌 ,  粗飼料 ,  *和牛 ,  農業従事者 ,  獣医 ,  家畜人工授精師 ,  発情鑑定
準シソーラス用語： 農民 ,  獣医師 ,  人工授精師 ,  発情発見

分類 (2件)： 牛  (FD02020Y) ,  繁殖管理  (FD01030C)

タイトルに関連する用語 (4件)： 現場 ,  肉用牛 ,  受胎率 ,  アンケート調査