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J-GLOBAL ID：201002202384519487   整理番号：10A0662552

最適フロアリング係数を用いた反復スペクトルサブトラクションによるミュージカルノイズの低減

Musical tone reduction on iterative spectral subtraction based on optimum flooring parameters

著者 (4件)： 福森隆寛 (立命館大 大学院理工学研究科) ,  森勢将雅 (立命館大 情報理工) ,  西浦敬信 (立命館大 情報理工) ,  南條浩輝 (龍谷大 理工)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 110  号： 56(SP2010 1-21)  ページ： 43-48  発行年： 2010年05月19日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,スペクトルサブトラクション(SS)を用いた雑音環境下における音声強調について述べる。SSは,雑音環境下で観測された雑音混入音声から雑音を抑圧する方法であり,簡易かつ効果的に雑音を抑圧可能であるため幅広く利用されている。しかし,SSによる雑音抑圧後の音声には,ミュージカルノイズと呼ばれる残存雑音が発生する。ミュージカルノイズは,受聴者にとって不快な雑音であることから,処理後の音声を受聴するためにSSを利用する場合,ミュージカルノイズの抑圧が求められる。本稿では,スペクトル減算の処理を改良したミュージカルノイズが発生しにくいSS法を提案する。提案法の有効性をNRR(Noise Reduction Ratio),SDR(Signal to Distortion Ratio)による客観評価実験と,雑音抑圧音声の主観評価実験により検証した。実験の結果,提案法は従来法よりも高い雑音抑圧性能を達成し,さらにミュージカルノイズの発生も抑圧できることを示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *雑音低減 ,  雑音除去 ,  スペクトル推定 ,  音環境 ,  雑音 ,  *音声強調
準シソーラス用語： スペクトルサブトラクション

分類 (2件)： 音声処理  (JE05000E) ,  雑音理論  (ND04020U)

タイトルに関連する用語 (5件)： フロアリング ,  係数 ,  反復 ,  スペクトルサブトラクション ,  ミュージカルノイズ