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J-GLOBAL ID:201002202399500367   整理番号:10A1143895

プリン選択的DNAアルキル化剤としてのナフトキノンメチドの光発生と反応性

Photogeneration and Reactivity of Naphthoquinone Methides as Purine Selective DNA Alkylating Agents
著者 (8件):
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巻: 132  号: 41  ページ: 14625-14637  発行年: 2010年10月20日 
JST資料番号: C0254A  ISSN: 0002-7863  CODEN: JACSAT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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6-ブロモ-2-ナフトール及び6,6′-ジブロモビノールから6-ヒドロキシ-ナフタレン-2-カルボアルデヒドと二官能性ビナフタレニル誘導体をワンステップ無保護基合成し,次いで,6-ヒドロキシメチルナフタレン-2-オール,6-メチルアミノメチル-ナフタレン-2-オール,ヨウ化[(2-ヒドロキシ-3-ナフチル)メチル]トリメチルアンモニウムおよび二官能性ビノール類似体の小さなライブリーを良い収率で得た。310及び360nmでのナフトール第四アンモニウム塩及びビノール-誘導体(X=OH,NHR,NMe3+,OCOCH3とL-プロリン)の光照射により,水媒介励起状態プロトン移動(ESPT)を経て,2,6-ナフトキノン-6-メチド(NQM)及びビノールキノンメチド類似体(BQMs)の光発生が起こった。水中での遷移状態NQM(λmax 310,330nm)及びBQMs(λmax 360nm)による,N及びSプロトタイプ求核試薬,モルホリンおよび2-エタンチオール,の水和,モノ-およびビス-アルキル化反応を,生成物分布分析とレーザー閃光光分解(LFP)で調査した。NQMとBQMsの光発生及び反応性は全く異なっており,BQMsはNQMより少なくとも2桁反応性であり,またそれらはヒドロキシメチル,第四アンモニウム塩及びいくつかのビノール-アミノ酸を含むより多くの種類の光前駆体から効率的に発生した。それに反して,NQMの効率的前駆体は第四アンモニウム塩だけであった。ゲル電気泳動で,プラスミドDNA及びオリゴヌクレオチドをアルキル化,および架橋する水溶性BQM前駆体の能力を調べ,BQMsが異性体o-BQM(2,3-ナフトキノン-3-メチドのビノールキノンメチド類似体)よりも効率的であることを見いだした。ゲル電気泳動,HPLCとMSによる配列分析から,プリンでのグアニンを優先するアルキル化が判明した。特に,BQMはグアニンのN7をアルキル化することができ,その結果,オリゴヌクレオチドレベルでの脱プリン及びヌクレオチドレベルでのリボース損失が起こった。BQM前駆体の光反応性は,2種類のヒト腫瘍細胞株に対する光細胞毒性かつ細胞毒性効果へと翻訳され:特に,1つの化合物は,両方の細胞系に対して有望な選択性インデックスを示した。
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分類 (2件):
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ナフタレン  ,  光化学反応,ラジカル反応 
物質索引 (12件):
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