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J-GLOBAL ID:201002202419992440   整理番号:10A0066337

トリディマイトとクリストバライトのカソードルミネッセンス(陰極ルミネセンス)における不純物の影響

Effect of impurities on cathodoluminescence of tridymite and cristobalite
著者 (3件):
資料名:
巻: 104  号:ページ: 401-406 (J-STAGE)  発行年: 2009年 
JST資料番号: G0150B  ISSN: 1345-6296  CODEN: JMPSCA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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安山岩と黒曜岩中のクリストバライトとトリディマイトはカラーカソードルミネッセンス(CL)画像において明るい青色放散を示している。クリストバライトとトリディマイトのCLスペクトルはそれぞれ400nmと430nmの発光バンドを示している。それらのCLの強度は電子放射時間の増加とともに減少しており,熱水性石英中に認められている短期間青色ルミネッセンスに近似している。熱水性石英のCL強度の減少比率はクリストバライトやトリディマイトに比べるとごく僅かである。電子放射直後の両鉱物の初期CL強度はAl2O3の含有量と良く対比が可能である。このことはクリストバライトとトリディマイトの青色光は[AlO4/M+]0欠損中心部(M:H+,Li+,Na+,およびK+)に起因しているものであることを暗示している。クリストバライトとトリディマイトの電子放射はH+,Li+,およびNa+の一価カチオンを放散しており,そしてその結晶構造を破壊してその結果として短期間青色ルミネッセンスを示している。電子放散における600s後のCL強度はK2O不純物含有に左右されている。他の一価カチオンとは対照的にK+カチオンはその大きなイオンの半径ゆえに放散されない。電子放散の600s後のクリストバライトとトリディマイトのCL放射は[AlO4/M+]0欠損(M:K+)に起因しているものである。米国,ユタ州よりの黒曜石中のクリストバライトのCL画像は弱ルミネッセンスの背景において挿入されている縁辺部においては振動性のCL帯と強い輝きのCLを示す放射状ラス型が特徴的なCL強度の異方性分布をを示している。このことは強い輝きの放射を示すラス型構造は他の地域における再結晶化作用温度による鉱物類よりもさらに高い温度において流紋岩質マグマより結晶化したものであろうことを意味している。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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火山岩 
引用文献 (19件):
タイトルに関連する用語 (5件):
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