抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本プロジェクトは益城町と大学との協力協定がきっかけで益城町から大学に相談があり,エコデザイン学科が中心となって取り組み,2008年1月から12月まで毎月1回の水質調査と2ケ月に1回の流量調査を実施した。調査の結果,木山川が汚濁された原因は主として上流の布田川からの汚濁水の流入によるもので,この流入による汚濁は年間を通じて発生していることが明らかになった。また,布田川流域の大腸菌群数,アンモニウムイオン,硝酸イオン等は非常に高い値を示しており,これは畜産の排泄物からの汚濁であることを裏付けている。したがって,木山川の水質を改善するためには布田川の畜産業からの汚濁の原因を取り除くことが重要であるといえる。木山川の中流域の水は汚濁の低い支川からの流入水や湧水等の希釈効果により汚濁濃度は低くなり,水質は比較的良好であった。下流域では再び汚濁が増加しており,下流域に何らかの汚濁の原因が存在していることも明らかになった。(著者抄録)