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J-GLOBAL ID：201002202911694861   整理番号：10A0288110

固体酸化物燃料電池の材料

Materials for Solid Oxide Fuel Cells

著者 (1件)： JACOBSON Allan J. (Univ. Houston, Texas)
資料名： Chemistry of Materials  (Chemistry of Materials)
巻： 22  号： 3  ページ： 660-674  発行年： 2010年02月09日 
JST資料番号： T0893A  ISSN： 0897-4756  CODEN： CMATEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 固体酸化物燃料電池(SOFC)は,多孔質アノード,電解質膜及び多孔質カソードの3種類の基本的構成要素から成る複雑な電気化学デバイスである。固体酸化物電池では多くの技術的進歩によりNi/イットリア安定化ジルコニア/イットリア安定化ジルコニア/マンガン酸ランタンストロンチウム(La_0.9Sr_0.1MnO₃)積層電池が市販が実施される段階に近付きつつあるが,材料化学や新化合物の発見などで多くの機会が残されている。高安定性で,機械的特性に優れ,伝導性のより優れた電解質,イオウに対する耐性に優れたアノード並びに,比較的低温でも酸素還元反応を触媒するカソードの問題が今後の重要な研究課題である。SOFCは固体-固体界面及び固体-気体界面を有する複雑なデバイスであり,しかも長期間にわたって高い温度の下で安定でなければならない。イオンの移動や相互拡散,電場を含む環境の変化に対応して生じる電極の表面構造や組成の変化,そして電極触媒反応経路などの上記界面で起こる化学過程をより深く理解することが,次世代SOFCを設計するための我々の能力を高めることになるであろう。

シソーラス用語： *固体酸化物燃料電池 ,  セラミック ,  酸化イットリウム ,  酸化ジルコニウム ,  ストロンチウム化合物 ,  マンガン酸塩 ,  ランタン化合物 ,  表面構造 ,  電気伝導率 ,  *固体電解質 ,  イオン伝導
準シソーラス用語： イットリア安定化ジルコニア ,  マンガン酸ランタンストロンチウム

分類 (2件)： その他の無機化合物の電気伝導  (BM03044O) ,  燃料電池  (YB04040V)

タイトルに関連する用語 (1件)： 固体酸化物燃料電池