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J-GLOBAL ID：201002202916965812   整理番号：10A0667196

エーテル型ポリウレタン分解微生物の分離と特性解析,およびAlternaria種.による分解機構の解析

Isolation and characterization of an ether-type polyurethane-degrading micro-organism and analysis of degradation mechanism by Alternaria sp.

著者 (5件)： MATSUMIYA Y. (Ritsumeikan Univ., Shiga, JPN) ,  MURATA N. (Ritsumeikan Univ., Shiga, JPN) ,  TANABE E. (Ritsumeikan Univ., Shiga, JPN) ,  KUBOTA K. (Ritsumeikan Univ., Shiga, JPN) ,  KUBO M. (Ritsumeikan Univ., Shiga, JPN)
資料名： Journal of Applied Microbiology  (Journal of Applied Microbiology)
巻： 108  号： 6  ページ： 1946-1953  発行年： 2010年06月 
JST資料番号： A0635A  ISSN： 1364-5072  CODEN： JAMIFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： エーテル型ポリウレタン(E-PUR)は様々な分野で使用されているが,その再利用と処理方法が求められている。この研究では,まず1)E-PUR分解微生物の分離と同定,を行い,E-PUR分解性のAlternaria sp.PURDK2株を得た。さらに,このPURDK2株を用いて,2)PURDK2株によるE-PURの分解,3)PURDK2株によるウレタンと尿素結合分解の解析,4)PURDK2株によるE-PUR分解機構,などについて解析を進めた。その結果,E-PURが分解されるのを走査電子顕微鏡で認め,またその分解率は約28%であった。さらに,エチルフェニルカルバメート含有培地でURDK2株を培養後,上清中の分解物をGC/MSで解析した結果,アニリンとエタノールを検出した。また,PURDK2はジフェニルメタン-4,4’-ジブチル尿素も分解した。これらの結果から,PURDK2の産生する酵素がウレタンと尿素結合を切断してE-PURを低分子化しエネルギー源として利用していると考えた。このようにE-PUR分解性PURDK2株を得,E-PURの再利用に役立つ可能性を示した。

シソーラス用語： *ポリウレタン ,  *微生物分解 ,  *Alternaria ,  化学結合 ,  反応機構 ,  走査電子顕微鏡 ,  電子顕微鏡観察 ,  液体培地 ,  GC-MS分析 ,  芳香族アミン ,  脂肪族アルコール ,  開裂反応 ,  プラスチック ,  経時変化 ,  第一アミン
準シソーラス用語： エチルフェニルカルバメート ,  ジフェニルメタン-4,4’-ジブチル尿素

分類 (2件)： 微生物生理一般  (EG03051L) ,  ポリウレタン  (YH07130G)

物質索引 (4件)： アニリン ,  エタノール ,  フェニルカルバミド酸エチル ,  1,1′-[メチレンビス(4,1-フェニレン)]ビス(3-ブチル尿素)

タイトルに関連する用語 (7件)： エーテル ,  ポリウレタン ,  分解 ,  微生物 ,  特性解析 ,  Alternaria ,  解析