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J-GLOBAL ID：201002203042265633   整理番号：10A0157133

高塩分濃度汚水への植生浄化法の適用

著者 (6件)： 江成敬次郎 (東北工大) ,  内田美穂 (東北工大) ,  小浜暁子 (東北工大) ,  有田康一 (東北工大) ,  八巻茂利 (仙台環境開発 環境技研) ,  矢野篤男 (東北工大)
資料名： 東北工業大学新技術創造研究センター紀要  (EOS)
巻： 22  号： 1  ページ： 21-28  発行年： 2009年12月25日 
JST資料番号： L0083A  ISSN： 0915-2024  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 汽水域でも生育するヨシを用いて,塩分濃度が高い(15~30g/L)廃棄物処分場浸出水の植生浄化がどの程度有効であるかを検討するため,塩分濃度の高い条件(汽水域)で生育したヨシと塩分濃度の低い条件(下水処理場処理水)で生育したヨシの2種類を用いて浄化機能を比較し,塩分濃度に対する生育履歴の異なるヨシを用いた植生浄化法の有機物除去能に対する塩分濃度の影響を調べた。生物易分解性有機物を表すBOD(生物化学的酸素要求量)除去率は,塩分濃度が高い場合に大きな違いが見られ,汽水域ヨシのほうが処理場ヨシよりも除去率が高かった。その一方,COD(化学的酸素要求量)・TOC(全有機炭素)の除去率には,生育履歴の大きな影響は見られなかった。なお,生育履歴のBOD除去率への影響は,流入水の塩分濃度が7.5g/L程度では,見られなくなった。以上のことから,汽水域ヨシで塩分濃度の高い条件下でBOD除去率が高かったのは,汽水域ヨシの根圏微生物に塩分耐性があり,その影響と考えられる。

シソーラス用語： *塩分 ,  汚水 ,  *ファイトレメディエーション ,  水域 ,  ヨシ ,  廃棄物処分施設 ,  *下水処理水 ,  BOD【水質】 ,  COD【水質】 ,  TOC【炭素】 ,  土壌微生物 ,  浸出液 ,  汽水域 ,  根圏微生物 ,  *廃棄物処理 ,  *処理 ,  *生物学的廃棄物処理 ,  施設 ,  指数
準シソーラス用語： *塩分濃度 ,  *植生浄化

分類 (1件)： 下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H)

タイトルに関連する用語 (3件)： 塩分濃度 ,  汚水 ,  植生浄化