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J-GLOBAL ID:201002203819646261   整理番号:10A1535524

日本全土の元素分布の調査とその活用-陸と海を統合した地球化学図の作成-

著者 (1件):
資料名:
巻:号:ページ: 281-291  発行年: 2010年11月 
JST資料番号: L6839A  ISSN: 1882-6229  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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我々の周りには,どのような元素がどのくらいの濃度で存在しているのか。これを視覚的に一目でわかるようにしたのが地球化学図である。日本の地球化学図をどのように計画して作成したか,更にそれがどのように活用されているかを報告した。日本全土の海と陸の元素分布を調査し,日本の地球化学図を作成したことにより日本列島の陸から海への元素の連続的な流れを知ることができるようになった。地球化学図作成に用いた試料は,陸では河川堆積物3024個,海では海底堆積物4905個で,分析した元素はヒ素,水銀,カドミウム,などの有害元素を含む53元素である。分析はICP質量分析法と原子吸光法を用い,オートサンプラーや自動測定システムを最大限に活用した。特定の地域で確立した方法を適用し,一挙に全国カバーへの展開を実現して,陸域から海域さらに土壌へと対象を拡大している。地球化学図は,人間・産業活動による土壌や海底堆積物の汚染の評価にも使用されており,研究成果は出版やweb公開により,社会的なインパクトを与えている。
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分類 (1件):
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地球化学一般 
引用文献 (21件):
  • [1]S.Enomoto, E.Ohtani, K.Inoue and A.Suzuki: Neutrino geophysics with KamLAND and future prospects, Earth and Planetary Science Letters, 258, 147-159 (2007).
  • [2]今井 登, 寺島 滋, 太田充恒, 御子柴(氏家)真澄, 岡井貴司, 立花好子, 富樫茂子, 松久幸敬, 金井 豊, 上岡 晃, 谷口政碩: 日本の地球化学図, 210, 地質調査総合センター (2004).
  • [3]今井 登, 寺島 滋, 太田充恒, 御子柴(氏家)真澄, 岡井貴司, 立花好子, 池原 研、片山 肇、野田 篤、富樫茂子, 松久幸敬, 金井 豊, 上岡 晃: 海と陸の地球化学図, 207, 地質調査総合センター (2010).
  • [4]J.S.Webb, I.Thornton, M.Thompson, R.J.Howarth and P.L.Lowenstein: The Wolfson geochemical atlas of England and Wales, Imperial Colledge of Science and Technology, 69 (1978).
  • [5]R. Salminen, W. De Vos and T. Tarvainen: Geochemical Atlas of Europe, Part 1 and 2, EuroGeoSurveys (http://www.gtk.fi/publ/foregsatlas/) (2005,2006).
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