抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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三菱電機のDIPIPM(Dual In-line Package Intelligent Power Module)は,パワーチップとそれを駆動し,かつ保護機能を持つ制御用ICチップを内蔵したトランスファーモールド構造のIPMである。2004年から,DIPIPMシリーズ中で最小のパッケージとして超小型DIPIPM Ver.4シリーズを製品化し,エアコン,洗濯機,冷蔵庫などの白物家電機器のインバータユニットの小型化に貢献してきた。近年,世界的な地球環境保護の高まりの中で,省エネルギー化がより一層重要視されはじめ,海外市場でもインバータ化が進んできている。それと同時に,白物家電市場ではインバータユニットの更なる低コスト化を進めており,基板搭載面積がより小さくてすむ小型外形品や周辺部品の削減などの強い要望がある。このような市場要求に対応するため,当社では超小型DIPIPM Ver.4から置き換わる製品として,“超小型DIPIPM Ver.4新シリーズ”を2009年10月から量産し,白物家電市場に加え産業用途向けにも製品展開している。この超小型DIPIPM Ver.4新シリーズは,外付けしていたBSD(Bootstrap Diode)を,超小型DIPIPM Ver.4と同じパッケージサイズに内蔵し,基板の搭載部品削減と基板面積縮小に貢献している。また,独自開発のフルゲートCSTBT(Carrier Stored Trench-Gate Bipolar Transistor)を搭載し,低損失(超小型DIIPM Ver.4比約15%減)を実現している。(著者抄録)