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J-GLOBAL ID:201002205504085213   整理番号:10A0211892

フーリエ変換赤外法による七面鳥の雛の性判定

Sexing of turkey poults by Fourier transform infrared spectroscopy
著者 (5件):
資料名:
巻: 396  号:ページ: 465-470  発行年: 2010年01月 
JST資料番号: E0425B  ISSN: 1618-2642  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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鳥のgender(性差)に関する知識は,獣医,育種者,鳥類飼養家にとって重要である。鳥の雌雄は,外部特性(身体的構造,羽衣色彩,羽の形状等)によって区別される。しかし,多くの鳥,特に,ひな鳥,若鳥には外部的性特性がない。単形の鳥類の性差決定の生物学的方法が開発された。ヒトや哺乳類と対照的に,鳥のメスは2つのZ性染色体の同形配偶子性である一方,オスはzとWの性染色体の異形配偶子性である。Z性染色体は約75000000塩基対を,W性染色体は約260000塩基対を持つ。他の染色体は雌雄で同一であり,オスのDNAの全量がメスよりも約7%多い。鳥のDNAによる性差の決定は非常に正確であり,非外科的手段である。しかし,この方法は比較的高価で,数日を要する。最近,ホルモン試験ポリメラーゼ連鎖反応を利用する試験などが開発された。これらの試験の欠点は,高価であり,血液を必要とする点にある。そこで本研究では,FT-IR法による単純で迅速な七面鳥の雛の性差決定法を開発した。試料は6週齢の七面鳥の雛の羽根のパルプから採取した生殖細胞を用いた。オスのDNAの全量がメスよりも約7%だけ多いに過ぎないが,大きなスペクトル上の差異がRNA由来の振動に帰属された。すなわち,メスの生殖細胞がオスの生殖細胞よりも高度のRNA含量を示すことを利用したFT-IR法による性差の決定法を開発した。
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分類 (2件):
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遺伝学研究法  ,  家禽一般 
引用文献 (29件):
  • Ritchie BW, Harrison GJ, Harrison LR (1994) Avian medicine: principles and application. Wingers, Lake Worth, Florida
  • Bezzel E, Prinzinger R (1990) Ornithologie. Ulmer, Stuttgart
  • Crawford RD (1990) (ed): Poultry breeding and genetics. Elsevier, Amsterdam
  • Griffiths R, Double MC, Orr K, Dawson JG (1998) Mol Ecol 7:1071-1075
  • Oddie KR, Griffiths R (2002) Falw 20:16-18
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