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J-GLOBAL ID:201002205675973460   整理番号:10A0340018

プラズマ処理PDMSシリカ様表面層の厚さおよび弾性係数

Thickness and Elastic Modulus of Plasma Treated PDMS Silica-like Surface Layer
著者 (7件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: 3372-3375  発行年: 2010年03月02日 
JST資料番号: A0231B  ISSN: 0743-7463  CODEN: LANGD5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ポリジメチルシロキサン(PDMS)ゴムの接着特性は,酸素プラズマ表面処理により著しく向上する。プラズマ処理したPDMSゴム表面同士の接触が両面に存在するシラノール基間の縮合を引起し,共有結合が形成されるからである。このプラズマ処理により形成されるシリカ様表面層の厚さは,プラズマ処理により溶接したPDMSのミクロトーム切片の透過型電子顕微鏡(TEM)画像により調べることができる。すなわち溶接層の固有の二重層コントラストは,シリカ様層の厚さの二倍に等しいからである。そこでプラズマ処理したPDMSのシリカ様層の厚さを測定したところ,酸素プラズマ処理時間とプラズマ出力に依存して6から35nmに増大した。更にこの層厚さを用いて,荷重負荷後の原子間力顕微鏡(AFM)による表面座屈分析により弾性係数を求めた。表面ミクロ亀裂が起こらないプラズマ処理条件では,弾性係数はAFMによる推定値と矛盾のない1.5GPaの範囲で,ガラス転移温度以下の架橋熱可塑性に極めて近い機械特性を示すことが分かった。TEMによりシリカ様表面層の厚さを精度よく推定することができること,更に測定した厚さを用いて表面座屈分析によりシリカ様表面層の弾性係数を推定することができることを述べた。
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分類 (2件):
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高分子固体の構造と形態学  ,  固-固界面 
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