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J-GLOBAL ID：201002205807727714   整理番号：10A0228587

高温ガス化直接溶融炉による飛散性アスベスト廃棄物の溶融無害化処理

Vitrification of Asbestos Wastes by JFE High Temperature Gasifying and Direct Melting Plant

著者 (3件)： 明石哲夫 (JFEエンジニアリング) ,  多田光宏 (JFEエンジニアリング 技研) ,  内山武 (JFEエンジニアリング 技研)
資料名： JFE技報
号： 25  ページ： 7-10  発行年： 2010年02月 
JST資料番号： F0229B  ISSN： 1348-0669  CODEN： JGFIAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高温ガス化直接溶融炉の実施設にて通常廃棄物と飛散性アスベスト廃棄物との併せ処理を行った結果,アスベスト廃棄物は安全に処理されることを確認した。処理後のスラグ,飛灰および排ガス中にはアスベストは検出されず,電子顕微鏡(SEM,TEM)による観察においてもアスベスト繊維の存在は認められなかった。アスベスト廃棄物の無害化メカニズムについては,アスベストが加熱によって他の高融点の鉱物形態に変化するものの,通常廃棄物のスラグと共融して融点が低下し,スラグ浴に全量が溶融したものと考えられる。また,作業環境や敷地境界においてもアスベストは検出されず,周辺環境に影響がないことを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： 融解炉 ,  *廃棄物処理 ,  飛散 ,  *アスベスト ,  廃棄物 ,  スラグ ,  フライアッシュ ,  排ガス ,  無害化 ,  加熱 ,  融点 ,  融解 ,  環境影響 ,  高温 ,  安全性 ,  *ガス化溶融炉

分類 (3件)： 廃棄物処理一般  (SC05010S) ,  燃焼装置一般  (PA03010V) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W)

引用文献 (5件)：

• 石綿含有建築材料廃棄物量の予測量調査結果報告書. 日本石綿協会.2003.
• 松平恒夫, 須藤雅弘, 山川裕一. JFE高温ガス化直接溶融炉の実機操業結果. JFE技報.2004, no.3, p. 14-19.
• 西野雅明, 西村貞彦, 片渕真人. JFE環境ソリューションズの各種ごみ溶融システム. JFE技報.2008, no.19, p. 49-52.
• 寺園淳, 酒井伸一, 高月紘. アスベスト廃棄物の溶融処理に関するラボプラント実験. 京都大学衛生工学研究会第13回シンポジウム講演論文集.1991, p. 252-257.
• 眞保良吉, 渡辺薫生, 鈴木眞夫, 星野重夫. クリソタイルおよびクロシドライトの熱分解と結晶形態変化. 資源と素材.2005, vol.121, p. 538-543.

タイトルに関連する用語 (7件)： 高温ガス ,  溶融炉 ,  飛散 ,  アスベスト ,  廃棄物 ,  溶融 ,  無害化処理