抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高温融体物性入門講座の3として,本稿では,溶融スラグの粘度を取上げた。製造プロセスの高効率化や材料の高機能化が求められる鉄鋼製錬プロセスでは,高温融体の粘性,表面張力,熱伝導度などの諸物性値の情報は不可欠である。一般的に鉄鋼製・精錬反応プロセスに用いられる溶融スラグの粘度は10
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2Pa・sの範囲で,その測定法として代表的な円筒回転法の原理と装置について概説した。粘度測定例として,アルミナを含む多元系スラグの粘度,固液相共存フラックスの粘度,酸化鉄を含む焼結鉱の焼成工程で生成するカルシウムフェライト系融体の粘度を示した。