抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
著者らはAdobe FLASHを活用した教育関連デジタル教材を作成し,教科算数の普通授業においてスクリーンで[ムービー型]FLASH教材を見せる一斉授業を行ってきた。本論文では,個々に[Q&A型]FLASH教材がインストールされたノート型パーソナルコンピュータをグループごとに配布し,使用することでより個別の教育に対応できるかを検討した。まず,1コマ45分の授業における教師の負担を軽減して授業を実施できるように,1)教科書での説明,2)[ムービー型]デジタル教材の黒板への投影利用,3)プリントやノート型パーソナルコンピュータを活用した[Q&A型]デジタル教材の活用という手順をとることにした。また,[Q&A型]デジタル教材では,i)キャラクターの使用,ii)サウンドの使用,iii)インタラクティブ性の重視を特徴とし,授業の重要な部分を繰り返して説明でき,操作する児童のアクションに反応して体感的に学べるようにした。授業中の観察及び教師への聞き取り調査によって児童自身が手を動かし,活用できることの効果が確かめられ,児童の意識調査からよりわかった気になったといった意見が得られた。