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J-GLOBAL ID：201002207001475297   整理番号：10A0057001

歴史知識学 三次元時空間モデルとその展開-歴史知識を構築するために-

著者 (3件)： 久保正敏 (民族学博物館) ,  原正一郎 (京大 地域研究統合情報セ) ,  関野樹 (総合地球環境学研)
資料名： 人工知能学会誌  (Journal of the Japanese Society for Artificial Intelligence)
巻： 25  号： 1  ページ： 50-55  発行年： 2010年01月01日 
JST資料番号： X0330A  ISSN： 0912-8085  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 歴史事象は様々なレベルの事象が相互に関係し合うダイナミズムの中で理解できるので,気象学,民俗学,社会学など各研究分野における研究資源を共有して様々な観点から分析する必要がある。本論文では,共同で歴史知識を共創することを目的とするミクロ-マクロ往還型アーカイブズと,事象間の関係を発見・解釈するための三次元時空間モデルについて述べた。歴史文書にはそれぞれ意味の異なる時空間値を持つ複数の事象が記述されるが,各研究分野ごとに知識体系や表現に差異がある。そこで,標準化の過程を経てアーカイブズ化された事象群を時間,空間,テーマを軸とする三次元の事象スペースに再配置し,事象やその集合間の時空間的な関係性を発見する。その可視化ツールとして,1)事象記述集合を時間×テーマ面に写像するHuTime,2)空間×テーマ面に写像するHuMapを提案した。1)では時間軸に基づく解析機能としてマスク演算の連鎖による関係性の発見機能が実装されており,相対的な時間軸が処理・表示できるように拡張することで,年表を周期性から操作するサイクロニクルな分析が可能なことを示した。

シソーラス用語： 歴史 ,  *保存図書館 ,  モデル ,  時空 ,  三次元 ,  文書 ,  標準化 ,  周期 ,  年表 ,  *可視化 ,  支援プログラム ,  改変
準シソーラス用語： *アーカイブ ,  ソフトウェアツール ,  三次元時空間モデル ,  歴史知識学 ,  歴史文書

分類 (2件)： 図書館一般  (AC09010C) ,  人間機械系  (IB03000G)

タイトルに関連する用語 (6件)： 歴史 ,  知識 ,  時空間 ,  モデル ,  展開 ,  構築