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J-GLOBAL ID:201002207085585920   整理番号:10A0363703

シロイヌナズナにおいて熱誘導性転写因子HsfA2は酸素欠乏耐性を高める

The Heat-Inducible Transcription Factor HsfA2 Enhances Anoxia Tolerance in Arabidopsis
著者 (5件):
資料名:
巻: 152  号:ページ: 1471-1483  発行年: 2010年03月 
JST資料番号: C0606A  ISSN: 0032-0889  CODEN: PLPHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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酸素欠乏はさまざまな熱ショックタンパク質を誘導し,穏やかな熱前処理によってシロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)の芽生えを無酸素処理に順させることができる。本研究では,こうした知見をもとに,無酸素ストレスや熱ストレス,熱ストレスと無酸素ストレスの複合に対するシロイヌナズナの芽生えの応答について検討を加えた。全ゲノムマイクロアレイ解析の結果から,無酸素応答と熱応答は大きく重複することが示された。熱および無酸素で誘導される転写因子のなかには,熱やその他の非生物学的ストレスに対するシロイヌナズナの馴化で知られている熱ショック因子A2(HsfA2)が含まれており,無酸素によって強く誘導されることが明らかとなった。無酸素に対する熱依存的な順化は,hsfA1a hsfA1b二重変異体と同様 ,hsfa2変異体では失われており,これらの熱ショック因子が協力して無酸素耐性を付与していることが示唆された。HsfA2を過剰発現したシロイヌナズナはこの転写因子の既知の標的遺伝子の発現を上昇させ,無酸素に対してより耐性を獲得することが示された。さらに,野生型が応答出来ない低酸素条件においてもHsfA2の過剰発現体は無酸素応答を示すことが明らかとなった。本研究から,熱耐性と無酸素耐性の分子メカニズムの間には大きな重複があり,HsfA2がこれらのメカニズムに関わる因子であることが明らかとなった。
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分類 (2件):
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植物生理学一般  ,  生物学的機能 
タイトルに関連する用語 (3件):
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