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J-GLOBAL ID：201002207130337224   整理番号：10A0401191

o-ビス(ジフェニルホスフィノ)ベンゼンとホスフィンスルフィドの銀(I)錯体での鮮やかな可逆性メカノクロミズム発光

Brilliant reversible luminescent mechanochromism of silver(I) complexes containing o-bis(diphenylphosphino)benzene and phosphinesulfide

著者 (5件)： TSUKUDA Toshiaki (Seikei Univ., Tokyo, JPN) ,  KAWASE Marina (Seikei Univ., Tokyo, JPN) ,  DAIRIKI Ayumi (Seikei Univ., Tokyo, JPN) ,  MATSUMOTO Kenji (Seikei Univ., Tokyo, JPN) ,  TSUBOMURA Taro (Seikei Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 46  号： 11  ページ： 1905-1907  発行年： 2010年03月21日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 発光性メカノクロミズム(MC)を示すd¹⁰金属錯体について,ホスフィンとスルフィドの混合配位子銀(I)錯体に着目し,合成と分子構造及び結晶構造的な特性化,光ルミネセンス(PL)測定などにより検討した。溶液内反応による[Ag(dppaS₂^-)(dppbz)]錯体は,機械的な微粉砕と溶液中での結晶化(または加熱(200°C))で青色発光状態(無色結晶)と緑色発光状態(無色非晶質粉末)との間を可逆的に相互転換する。光物理的特性(発光はフェニレン環のπ^*軌道が関与する電荷移動(MLCT)遷移;青色と緑色の両発光は分子形状が変化することに由来,分子間相互作用の存在で青色,不在で緑色)を推測し,このMCは隣接錯体間の配位dppbzのフェニレン部位間のπ-π相互作用に由来するものと説明した(HdppaS₂=ビス(メルカプトフェニルホスフィノ)アミン,dppbz=1,2-ビス(ジフェニルホスフィノ)ベンゼン)。

シソーラス用語： *銀錯体 ,  *フォトクロミズム ,  *光ルミネセンス ,  ホスフィン錯体 ,  チオ錯体 ,  混合配位子錯体 ,  分子構造 ,  結晶構造 ,  微粉砕 ,  結晶化 ,  青色光 ,  可視光 ,  MLCT遷移 ,  化学結合
準シソーラス用語： パイ結合 ,  *メカノクロミズム ,  緑色光

分類 (1件)： 第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y)

物質索引 (2件)： 1,2-フェニレンビス(ジフェニルホスフィン) ,  ビス(ジフェニルチオホスフィニル)アミンアニオン

タイトルに関連する用語 (7件)： ビス ,  ベンゼン ,  ホスフィンスルフィド ,  銀 ,  錯体 ,  可逆性 ,  メカノクロミズム