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J-GLOBAL ID：201002207695831877   整理番号：10A0316382

’カワヅザクラ’の生態特性と産業利用に関する研究

著者 (1件)： 村上覚 (静岡県農林技術研)
資料名： 静岡県農林技術研究所特別報告  (Technical Bulletin of the Shizuoka Research Institute of Agriculture and Forestry)
号： 2  ページ： KAWAZUZAKURA,1(1)-1(3),1-39  発行年： 2009年09月10日 
JST資料番号： J0882B  ISSN： 1883-3667  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： カワヅザクラの特徴は開花期が2月上旬から3月上旬と早く,蕾は紅色が強く満開時には淡紅色で花径が3cmと大きいことである。また鑑賞価値が高く南伊豆地域の極めて重要な観光資源として位置付けられており,開花予測や切り枝を駅や旅館などで利用したい等の要望もある。そこで生態特性の基礎的な知見を得て産業的な利用を促進する目的で,標高の異なる場所での開花と気温の関係,花芽形成の年次差と植栽地による差を明らかにした。また自発休眠覚醒期,他発休眠期の発育速度とモデル化,切り花の促成温度条件を調査し,これらのデータをもとにした開花予測法について検討した。

シソーラス用語： 花 ,  *生態 ,  開花 ,  気温 ,  花芽形成 ,  年年変動 ,  地域差 ,  成長速度 ,  モデリング ,  *切花 ,  温度条件 ,  予測技法 ,  *利用 ,  静岡県 ,  *植物生理 ,  花径 ,  花色 ,  開花期 ,  観光資源 ,  標高
準シソーラス用語： *カワヅザクラ ,  開花予測法 ,  *産業利用 ,  自発休眠覚醒期 ,  植栽地 ,  促成温度条件 ,  他発休眠期 ,  南伊豆地域 ,  蕾

分類 (2件)： 森林植物学  (FF02020E) ,  花き・花木  (FC03044O)

引用文献 (63件)：

• 青木秋広, 金子友昭, 山崎一義 (1985): ニホンナシの開花日の予測について, 栃木農試研報 31, 77~86.
• 青野靖之 (1993): 温度変換日数法によるソメイヨシノの開花に関する気候学的研究, 大阪府大紀要45, 155~191.
• 青野靖之, 小元敬男 (1990): チルユニットを用いた温度変換日数法によるソメイヨシノの開花日の推定. 農業気象 45, 243~249.
• 青野靖之, 佐藤和美 (1996): 休眠解除過程を考慮した西日本におけるウメ開花日の推定. 農業気象52, 125~134.
• Brown, D. S.(1960): The relation of temperature to the growth of apricot flower bud. Proc. Amer. Soc. Hort. Sci.75, 138~147.

タイトルに関連する用語 (3件)： 生態 ,  産業利用 ,  研究