抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
火薬庫に貯蔵されている大量の火薬類が爆発した場合,爆風や火薬庫の破壊に伴う飛散物および地盤振動によって火薬庫周辺に重大な被害を与えることが考えられる。そこで,周辺地域への爆発の影響が少ない火薬庫形式として,地下に建設する地下式火薬庫が考えられる。わが国では,これまで地下式火薬庫が建設された例がなく,設置に係る技術基準や保安距離が現行法令に規定されていない。加えて,地下式火薬庫の建設技術や爆発事故による地表への影響に関する研究は極めて少ない。本報では,地下式火薬庫の建設に資する技術的資料を得ることを目的として,土かぶり厚さと薬量-容積比(薬室の単位容積あたりの薬量)を変化させたコンクリート構造の模型地下式火薬庫内において爆薬を爆発させ,地表に吹き出す爆風圧について検討を行った。その結果,薬量-容積比が大きいほど地下式火薬庫から地表に吹き出す爆風圧が大きくなる傾向が認められた。さらに,薬量-容積比の影響を考慮した庫外爆風圧の評価式を提案した。(著者抄録)