抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ISBNデータを使用した「Web版ISBN総合目録」を用いて比較的小規模な総合目録を構築する方法を紹介し,あわせて総合目録としての機能の意義を論じた。さらに他のデータベースとの連携の可能性やISBN以外の書誌番号をISBN総合目録に含めた総合目録の可能性について論じた。「Web版ISBN総合目録」は「ISBN総合目録(桜井武志,1995)」のコンセプトを参考にWebベースで運用できるプログラムとして作成した。「Web版ISBN総合目録」の利点として,事務量の減少,検索可能性,連携性と機能性,活用性などについて概説した。具体的な事例として「埼玉県図書館協会」と「埼玉県内高等学校Web-ISBN総合目録」を紹介した。「Web版ISBN総合目録」は,ISBNのみを書誌事項とする単純な総合目録であるが,総合目録として有効なツールあることを確認し,活用方法を述べた。「Web版ISBN総合目録」とJAPAN/MARKの活用や目録作成におけるFRBRの概念との関連性を考察した。ISBNが存在しない資料をISBN総合目録に統合するための日本全国書誌番号や各民間MARK番号を含めた「標準番号・書誌番号総合目録」の構築や「図書館ポータルシステム」への発展の可能性について検討した。