文献
J-GLOBAL ID:201002209781540136   整理番号:10A0781178

カリウムイオン濃度に応答したKcsAの選択性フィルターの立体配座動力学

Conformational Dynamics in the Selectivity Filter of KcsA in Response to Potassium Ion Concentration
著者 (4件):
資料名:
巻: 401  号:ページ: 155-166  発行年: 2010年08月13日 
JST資料番号: D0124B  ISSN: 0022-2836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
環境カリウム濃度の関数としてのKcsAの選択性フィルターの立体配座変化を固体状態NMRで調べた。蛋白質のこの高度に保存された領域はカリウムイオンと選択的にキレートを形成することが知られている。選択性フィルターの2つの異なる立体配座の固体NMR化学シフトフィンガープリントを示した。カリウムイオン濃度が50mMから1μMに変化するとフィルターの重要な残基の化学シフトが大きく変化した。重要な細孔残基Val76でのK<sup>+</sup>結合の部位特異的K<sub>d</sub>は約7μMであり,低K<sup>+</sup>立体配座異性体の観察には比較的高試料水和が必要であることをカリウムイオン滴定研究で示した。低環境カリウム濃度での両立体配座異性体の同時検出は高K<sup>+</sup>及び低K<sup>+</sup>状態の交換はNMRの時間尺度(k<sub>ex</sub><500s<sup>-1</sup>)では遅いことを示唆した。中空化した両内部の同時低速及び強い結合は以前に溶液の界面活性剤での観察と異なっていたが,電気生理による測定及び水和した二分子層環境を使用した結果と良く一致した。低K<sup>+</sup>状態はイオン輸送に関与せず,輸送中に2つの内部の1つは常に占有されていることを示唆した。一方,内部中空化の動力学及び熱動力学特性はチャンネルの外部口の閉鎖と活性化に関与する過程であるC型不活化などの低イオン輸送濃度での制御機構への関与を示した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞膜の輸送  ,  分子構造 

前のページに戻る