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J-GLOBAL ID：201002210093208860   整理番号：10A0597966

Fe/AlO_x-NOLを用いたNCMR素子におけるマイクロ波発振の特徴

Characteristics of Spin Torque Oscillation in NCMR devices with Fe/AlO_x-NOL

著者 (6件)： 田中俊行 (東北大学・大学院工学研究科・電子工学専攻) ,  遠藤広明 (東北大学・大学院工学研究科・電子工学専攻) ,  土井正晶 (東北大学・大学院工学研究科・電子工学専攻) ,  福家ひろみ (株式会社東芝・研究開発センター) ,  岩崎仁志 (株式会社東芝・研究開発センター) ,  佐橋政司 (東北大学・大学院工学研究科・電子工学専攻)
資料名： Journal of the Magnetics Society of Japan  (Journal of the Magnetics Society of Japan)
巻： 34  号： 3  ページ： 297-302 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： Z0944A  ISSN： 1882-2924  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Fe/AlO_x-ナノ酸化物層(NOL)を用いたナノコンタクト磁気抵抗(NCMR)素子において観測されたマイクロ波発振の磁場依存性と電流依存性を調べた。素子のR-H曲線から,電流を印加した時は自由層の磁化状態は磁場とスピントランスファートルクの影響を受けた。正電流での磁場依存性はblue-shiftとなり,負電流ではred-shiftとなった。250Oeでは発振レベルが低く,FWHMも広い複数の発振スペクトルが観測できた。電流依存性は250~350Oeではredまたはblue-shiftとなり,360~500Oeではblue-shiftとなった。blue-shift発振は磁壁中の自由層の磁化がout-of-planeモードの発振を起しているものと推定した。

シソーラス用語： *磁気抵抗素子 ,  点接触 ,  *マイクロ波 ,  ナノ構造 ,  ナノシート ,  ナノ接触 ,  発振周波数 ,  ナノ薄膜 ,  酸化物薄膜 ,  *スピントルク ,  磁場依存性
準シソーラス用語： 電流依存性 ,  スピン転移

分類 (1件)： 磁電デバイス  (NC03100X)

引用文献 (11件)：

• 1) J. Slonczewski: J. Magn. Magn. Mater. 159, L1 (1996).
• 2) L.Berger: Phys. Rev. B, 54, 9353 (1996).
• 3) J. A. Katine, F. J. Albert, R. A. Buhrman, E. B. Myers, and D. C. Ralph: Phys. Rev. Lett, 84, 3149 (2000).
• 4) A. V. Nazarov, Konstantin Nikolaev, Zheng Gao, Haeseok Cho, and Dion Song: J. Appl. Phys, 103, 07A503 (2008).
• 5) A. N. Slavin, and Pavel Kabos: IEEE Trans Magn, 41, 1264 (2005).

タイトルに関連する用語 (2件)： Fe ,  マイクロ波