文献
J-GLOBAL ID:201002210276409090   整理番号:10A1058083

Cdk1によるCPCのリン酸化によって染色体の二方向性が促進される

Phosphorylation of the CPC by Cdk1 promotes chromosome bi-orientation
著者 (3件):
資料名:
巻: 467  号: 7316  ページ: 719-723  発行年: 2010年10月07日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
細胞分裂時に複製されたゲノムがうまく分配されるには,反対の位置にある紡錘体極に染色体が接着する必要がある(二方向性)。この調節に少しでも異常があると染色体不安定性が引き起こされ,ヒトでは腫瘍の進行が加速する可能性がある。分裂前中期に染色体の二方向性を達成するために,触媒キナーゼであるオーロラBと調節性要素(INCENP,サバイビンおよびボレアリン)で構成される,CPC(chromosomal passenger complex)は,セントロメアに局在して,動原体基質をリン酸化しなければならない。CPCは動的に細胞内局在を変えるが,セントロメアへの標的化の調節についてはほとんど解明されていない。今回我々は,染色体二方向性に特異的に異常がみられる,分裂酵母のサイクリンB変異株を同定した。そのことから,サバイビンがCdk1(別名,Cdc2)-サイクリンB依存的にリン酸化を受けることを明らかにした。サバイビンのリン酸化を防止すると,セントロメアへのCPC標的化にも染色体の二方向性にも異常がみられ,一方,サバイビンのリン酸化模倣体は,サイクリンB変異株の二方向性異常を抑制する。今回我々は,シュゴシンがCPCの保存されたセントロメア・アダプターであり,サバイビンのリン酸化がシュゴシンとの直接の結合を促進することを示す。ヒト細胞では,ボレアリンのリン酸化がこれと同等の役割を担っている。したがって,我々の研究から,セントロメアへのCPC標的化の保存された機構が明らかにされ,染色体の二方向性におけるCdk1-サイクリンBの主要な役割が強調される。Copyright Nature Publishing Group 2010
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞分裂・増殖  ,  生物学的機能 

前のページに戻る