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J-GLOBAL ID：201002210544651045   整理番号：10A0756046

北西太平洋西部亜寒帯循環内Station K2におけるレディオラリア(放散虫類)・フラックスの季節変動

Seasonal flux changes of radiolarians at Station K2 in the Western Subarctic Gyre

著者 (4件)： 池上隆仁 (九大 大学院理学研究院) ,  高橋孝三 (九大 大学院理学研究院) ,  石谷佳之 (九大 大学院理学研究院) ,  田中聖二 (北大 大学院水産科学研究院)
資料名： 海の研究  (Oceanography in Japan)
巻： 19  号： 4  ページ： 165-185  発行年： 2010年07月05日 
JST資料番号： L1426A  ISSN： 0916-8362  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 北西太平洋西部亜寒帯循環内の時系列観測点Station K2において2005年3月から2006年5月に設置されたセディメント・トラップの沈降粒子の試料をもとにレディオラリア(放散虫類)・フラックスの季節変化を調べた。その結果,Station K2の海域はオホーツク海からの陸棚起源の鉄や栄養塩に富んだ水塊及び千島列島沿岸,カムチャッカ半島東岸からの沿岸水の影響を強く受ける環境にあることが示唆された。また,レディオラリアの生息深度ごとにフラックスの季節変化を考察することで西部亜寒帯循環内の様々な深度ごとの水塊環境との関わりが明らかになった。(著者抄録)

シソーラス用語： *フラックス【流束】 ,  *放散虫 ,  季節的変動 ,  北西太平洋 ,  *海洋循環 ,  試料採取器 ,  観測所 ,  粒子 ,  水塊 ,  水 ,  群集 ,  生息場所
準シソーラス用語： セジメントトラップ ,  亜寒帯 ,  粒子フラックス ,  沈降粒子 ,  レディオラリア ,  沿岸水

分類 (1件)： 海洋の構造・力学・循環  (DC06030G)

引用文献 (77件)：

• ABELMANN, A. Radiolarian taxa from Southern Ocean sediment traps (Atlantic sector). Polar Biology. 1992, 12, 373-385
• ABELMANN, A. Radiolarians in the Sea of Okhotsk and their ecological implication for paleoenvironmental reconstructions. Deep-Sea Res. II. 2005, 52, 2302-2331
• ANDERSON, O. R. Radiolaria. 1983
• BENSON, R. N. Recent Radiolaria from the Gulf of California. Ph. D. thesis, University of Minnesota. 1966
• BJORKLUND, K. R. Radiolaria from the Norwegian Sea, Leg 38 of the Deep Sea Drilling Project. Initial Reports of the Deep Sea Drilling Project. 1976, 38, 1101-1168

タイトルに関連する用語 (5件)： 北西太平洋 ,  亜寒帯循環 ,  放散虫類 ,  フラックス ,  季節変動