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J-GLOBAL ID：201002210711205753   整理番号：10A0115810

イネにおいて抵抗性を付与する遺伝子,Bph14の同定と特性化

Identification and characterization of Bph14, a gene conferring resistance to brown planthopper in rice

著者 (11件)： DU Bo (Wuhan Univ., Wuhan, CHN) ,  ZHANG Weilin (Wuhan Univ., Wuhan, CHN) ,  LIU Bingfang (Wuhan Univ., Wuhan, CHN) ,  HU Jing (Wuhan Univ., Wuhan, CHN) ,  WEI Zhe (Wuhan Univ., Wuhan, CHN) ,  SHI Zhenying (Wuhan Univ., Wuhan, CHN) ,  HE Ruifeng (Wuhan Univ., Wuhan, CHN) ,  ZHU Lili (Wuhan Univ., Wuhan, CHN) ,  CHEN Rongzhi (Wuhan Univ., Wuhan, CHN) ,  HAN Bin (Shanghai Inst. Biological Sci., Chinese Acad. Sci., Shanghai, CHN) ,  HE Guangcun (Wuhan Univ., Wuhan, CHN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 106  号： 52  ページ： 22163-22168  発行年： 2009年12月29日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 害虫に対して抵抗性のある作物を栽培することは害虫から穀物を保護するうえで効果的で環境にやさしい方法である。イネの場合,トビイロウンカ(BPH)が収穫に最も大きな損害をもたらす害虫であるが,BPH抵抗性に関与する遺伝子は19以上ある。本研究ではイネの実生と成熟段階でのBPH抵抗性に関与する遺伝子Bph14をポジショナルクローニングして解析した。Bph14はコイルドコイル,ヌクレオチド結合およびロイシンリッチ反復配列(LRR)の各モチーフを持つタンパク質をコードしていた。とくにLRRドメインの配列はこのドメインがBPHに対する防御応答の発動に関与していた。Bph14は維管束においてBPH発生の後にサリチル酸シグナル経路を活性化し,師部におけるカロースの沈着とトリプシンインヒビターの生産を促した。これらの機能により,Bph14はBPHの加害および生存を抑制していると考えられた。

シソーラス用語： *トビイロウンカ ,  イネ ,  *遺伝子 ,  実生 ,  植物タンパク質 ,  生体防御 ,  アミノ酸配列 ,  維管束系 ,  ふるい部 ,  グルカン ,  トリプシン阻害剤 ,  遺伝子クローニング ,  生体内蓄積 ,  害虫
準シソーラス用語： *Bph14遺伝子 ,  カロース ,  ポジショナルクローニング

分類 (1件)： 植物の生化学  (EH01050J)

タイトルに関連する用語 (5件)： イネ ,  抵抗性 ,  遺伝子 ,  同定 ,  特性化