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J-GLOBAL ID：201002210854347931   整理番号：10A0947461

定山渓森林理水試験地観測報告(1991年1月~2001年12月)

Report of hydrological observations at the Jozankei Experimental Watershed (January 1991 to December 2001)

著者 (7件)： 阿部俊夫 (森林総合研 北海道支所) ,  山野井克己 (森林総合研 北海道支所) ,  坂本知己 (森林総合研 北海道支所) ,  中井裕一郎 (森林総合研) ,  北村兼三 (森林総合研) ,  鈴木覚 (森林総合研) ,  清水晃 (森林総合研 九州支所)
資料名： 森林総合研究所研究報告  (Bulletin of the Forestry and Forest Products Research Institute)
巻： 9  号： 2  ページ： 75-102  発行年： 2010年06月 
JST資料番号： F0976B  ISSN： 0916-4405  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 定山渓森林理水試験地は,積雪寒冷地における森林の水源涵養機能解明を目的として,1987年に札幌市郊外の国有林内に設けられた。本試験地は,時雨1の沢(1.998ha)および時雨2の沢(6.071ha)という2小流域からなり,両流域とも地形は比較的急峻で針広混交林に覆われている。本報は,この試験地における最初の観測報告であり,通年データの整備された1991年から2001年までのll年間について日流出量,日降水量をとりまとめた。本試験地では,年降水量の約4割が冬期に供給され,年流出量の半分以上が融雪期に流出していた。平均年流出量は時雨1の沢で850mm,時雨2の沢で891mmであり,平均年降水量は1299mmであった。(著者抄録)

シソーラス用語： *森林 ,  水理学 ,  河川流域 ,  流出量 ,  年雨量 ,  融雪 ,  流出 ,  積雪寒冷地
準シソーラス用語： 国有林 ,  水源涵養 ,  定山渓温泉 ,  日降水量

分類 (2件)： 森林生物学一般  (FF02010T) ,  水源,取水,送水,配水,給水  (SC02020I)

引用文献 (7件)：

• 土居繁雄 (1953) 定山渓. 五万分の一地質図幅, 北海道開登庁.
• 北原曜 (1994) 森林土層中の水移動におけるパイプ孔隙の特性に関する研究. 森林総合研究所研究報告, 367, 63-115.
• 北村兼三・中井裕・郎・鈴木覚 (2003) 定山渓森林理水試験地の水収支. 森林総研北海道支所研究レポート, 70, 1-4.
• Sakamoto, T., Takahashi, M., Terajima, T., Nakai, Y., and Matsuura, Y.(1999) Comparison of the effects of rainfall and snowmelt on the carbon discharge of a small, steep, forested watershed in Hokkaido, northern Japan. Hydrol. Process., 13, 2301-2314.
• 塩崎正雄・北原曜・真田悦子 (1992) 林地斜面土壌における保水率と流出水量の経時変動. 日林論, 103, 263-264.

タイトルに関連する用語 (4件)： 森林 ,  試験 ,  観測 ,  報告