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J-GLOBAL ID：201002211237436346   整理番号：10A0077697

始原生殖細胞遊走を誘導する機構:異なる生物の戦略

Mechanisms guiding primordial germ cell migration: strategies from different organisms

著者 (2件)： RICHARDSON Brian E. (New York Univ. School of Medicine, New York, USA) ,  LEHMANN Ruth (New York Univ. School of Medicine, New York, USA)
資料名： Nature Reviews. Molecular Cell Biology  (Nature Reviews. Molecular Cell Biology)
巻： 11  号： 1  ページ： 37-49  発行年： 2010年01月 
JST資料番号： W1327A  ISSN： 1471-0072  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 指向性運動である細胞遊走の制御は発生や組織恒常性に必須で,異常な細胞遊走は免疫応答不全や癌の進行を誘導する。精子や卵細胞の前駆体である始原生殖細胞(PGC)は胚を横切って性腺前駆体細胞に達し,そこで機能を発揮する。モデル動物での研究は,重要な差異はあるものの,PGC移動のいくつかの側面は進化的に保存されていることを示す。PGCの移動には,内因性の運動プログラムと外部の案内が必要である。適切な案内は誘引性及び反発性の合図を必要とし,それは蛋白質と脂質のシグナリングによって仲介される。この総説では,先ず顕著なPGC移動を示す3種類の動物(ショウジョウバエ,ゼブラフィッシュ,マウス)で,いかにPGCが特殊化しているかを解説した。次にPGC移動の各段階に焦点を当て,PGCの移動能力獲得の方法,PGC移動経路の決定と制御の方法,標的に達した時の移動の停止機構などを解説した。最後に,移動中の細胞接着の役割と共に,PGC移動と生存の相互作用について考察した。

シソーラス用語： *生殖細胞 ,  *細胞移動 ,  ゼブラフィッシュ ,  生殖腺 ,  走化性因子 ,  細胞接着 ,  マウス ,  種差 ,  膜受容体 ,  *始原生殖細胞 ,  細胞遊走 ,  キイロショウジョウバエ ,  ショウジョウバエ属 ,  Gタンパク質共役型受容体 ,  細胞結合 ,  結合 ,  ネズミ亜目 ,  ハエ目 ,  無脊椎動物
準シソーラス用語： ショウジョウバエ ,  GPCR

分類 (1件)： 細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (5件)： 始原生殖細胞 ,  遊走 ,  誘導 ,  生物 ,  戦略