日本杉丸太材におけるCUAZ保存充填処理に及ぼす予備処理としての乾燥方法の影響

MOMOHARA Ikuo; SAITO Shuetsu; OHMURA Wakako; KIGUCHI Makoto

文献

J-GLOBAL ID：201002211712106410 整理番号：10A0062534

日本杉丸太材におけるCUAZ保存充填処理に及ぼす予備処理としての乾燥方法の影響

Effect of drying method as a pretreatment on CUAZ preservative impregnation in Japanese cedar logs

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資料名：
巻： 55 号： 6 ページ： 441-445 発行年： 2009年12月25日
JST資料番号： L3386A ISSN： 1435-0211 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：ドイツ (DEU) 言語：英語 (EN)

直径18cmで長さ2mの生の日本杉丸太を空気乾燥またはキルン乾燥によって平均水分が30%以下になるように乾燥した。乾燥された丸太はJIS A9002に従って銅アゾール(CUAZ)溶液で充填させた。保存吸収は保存充填処理の前後の丸太の重さから計算した。それから,充填された丸太は空中で乾燥し,保存浸透を決めるために中央で切断した。浸透部分はクロム・アズロールSを用いて保存性を可視化した後に決定した。可視化した部分は保存溶液がほとんどすべての空気乾燥丸太の白木質の中に浸透していることを示した。しかしながら,キルン乾燥の丸太は白木質の中への完全な浸透を示さなかった。幾つかのキルン乾燥の白木質の可視化部分は80%以下の浸透値を示した。これは,鋸切断の木材に対するJAS最低要求セットである。統計的分析は空気乾燥白木質における浸透はキルン乾燥の白木質におけるものよりも遙かによいことを示した。CUAZ充填のための予備乾燥法として,空気乾燥はキルン乾燥よりも好ましいと結論した。一方,保存吸収は乾燥方法の影響を受けなかった。(翻訳著者抄録)

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製材・加工

引用文献 (24件)：

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