文献

J-GLOBAL ID：201002211790948592   整理番号：10A0348657

Saccharomyces cerevisiaeでグリセロール代謝を操作するために調節情報を使用する

Using regulatory information to manipulate glycerol metabolism in Saccharomyces cerevisiae

著者 (2件)： HOU Jin (Shandong Univ., Jinan, CHN) ,  VEMURI Goutham N. (Chalmers Univ. Technol., Goeteborg, SWE)
資料名： Applied Microbiology and Biotechnology  (Applied Microbiology and Biotechnology)
巻： 85  号： 4  ページ： 1123-1130  発行年： 2010年01月 
JST資料番号： H0764A  ISSN： 0175-7598  CODEN： EJABDD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： NADHオキシダーゼがサイトゾルNADHを枯渇し,酸化的リン酸化,グリセロール及びバイオマス生産に影響を及ぼすとの知見に基づきSaccharomyces cerevisiaeでのサイトゾルNADHオキシダーゼを調節した。S.cerevisiaeのグリセロール生合成経路でのリセロール-3-リン酸デヒドロゲナーゼ(GPD1又はGPD2遺伝子によってコードされる)によるグリセロール-3-リン酸へのジヒドロキシアセトンリン酸を減少した。GPD1は浸透圧検出で,GPD2は好気的増殖でグリセロール生産を介して過剰サイトゾルNADHの再酸化で役割を担うため,GPD2プロモーターの制御下にNADHオキシダーゼを発現すると,電子伝達系に影響を及ぼさずに,過剰NADHのみが酸化されると考えた。本操作によってグリセロール生産を減少し,過剰炭素をバイオマスに向かわせ,比増殖速度の14%増加を達成した。

シソーラス用語： *Saccharomyces cerevisiae ,  *遺伝子操作 ,  *NAD(P)Hオキシダーゼ ,  サイトゾル ,  *バイオマス ,  酸化的リン酸化 ,  遺伝子 ,  好気的代謝 ,  *プロモーター領域 ,  電子伝達系 ,  *速度 ,  補酵素 ,  アデニンヌクレオチド ,  ニコチンアミドヌクレオチド ,  ジヌクレオチド ,  脂肪族アルコール ,  ポリオール ,  無機酸エステル
準シソーラス用語： GPD1遺伝子 ,  *GPD2プロモーター ,  GPD2遺伝子 ,  *NADHオキシダーゼ ,  グリセロール-3-リン酸デヒドロゲナーゼ ,  *代謝工学 ,  *比増殖速度

分類 (3件)： 遺伝子操作  (EC02050B) ,  代謝と栄養  (EG03054K) ,  菌体の生産  (FK03040W)

物質索引 (4件)： NADH ,  グリセロール ,  グリセロール-3-りん酸 ,  ジヒドロキシアセトンリン酸

タイトルに関連する用語 (3件)： Saccharomyces ,  グリセロール代謝 ,  調節情報