抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,ウェブ探索時に必要不可欠な画面情報量として知覚情報量,認知情報量,選択情報量を定義し,これらの情報量の相関性を調査し,これらがウェブ探索時間にどのように関わってくるかを明らかにした。画像のないウェブサイト,あるウェブサイト(文字リンク+画像,画像リンク)に対して3種類の画面情報量を算出し,情報探索時間との相関を調べた。画像の付加状況が情報探索時間に与える影響を調べるために,情報探索時間を従属変数,知覚,認知,選択情報量を独立変数とする単回帰分析を行った。階層構造が同一で,画像の付加状況が違うウェブサイトにおいて,各画面情報量の相関を調べた結果,画像の付加状況に関わらず,認知情報量と選択情報量は高い相関性を有していた。これより,本実験で使用したウェブサイトを構成する要素(リンク,説明文,画像)の中で,説明文の量(認知情報量に対応)とリンク数(選択情報量に対応)とは非常に関係性が高いことが定量的に示された。また,知覚情報量は認知情報量,選択情報量との関係性が低く,本実験では知覚情報量はリンク数や説明文の量に依存しない情報量であると判断できる。(著者抄録)