文献
J-GLOBAL ID:201002212197978007   整理番号:10A0355771

白人集団における次世代シーケンシングによるトランスクリプトーム遺伝学

Transcriptome genetics using second generation sequencing in a Caucasian population
著者 (10件):
資料名:
巻: 464  号: 7289  ページ: 773-777  発行年: 2010年04月01日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
遺伝子発現は,細胞状態に対する遺伝的,環境的影響を知るうえで重要な表現型である。オーダーメイドおよび市販のマイクロアレイを用いた数多くの研究により,遺伝子発現表現型をもたらす遺伝子変異が既に同定されている。次世代シーケンシング技術により,トランスクリプトームのこれまでに先例のない,詳細な構造解析も可能となっている。我々は,拡張HapMapのヨーロッパ系60人についてトランスクリプトームのmRNA分画の配列決定をし,これらのデータをHapMap3プロジェクトで得た遺伝的変異と組み合わせて解析した。読み取り深度に基づいてエキソン量を定量し,全転写産物量を定量する方法も開発した。約1,000万リードの配列決定によって,アレイと同様のダイナミックレンジでの解析が可能であり,選択的転写産物および多く発現される転写産物はさらに正確に定量できることがわかった。SNP(一塩基多型)との関連では,アレイとの関連に比較べて,eQTL(expression quantitative trait loci)をより多く発見できる。我々は,成熟転写産物の構造に影響を及ぼすかなりの数の変異も検出しており,変異が選択的スプライシングの原因となっていることが示される。最後に,対立遺伝子特異的な発現を定量することにより,まれなeQTL並びに転写産物の構造における対立遺伝子差異の同定が可能となった。今回の解析は,ハイスループットなシーケンシング技術は,トランスクリプトームに及ぼす遺伝的影響の新たな特性を明らかにし,細胞過程における遺伝的影響に対する探究を可能にすることを示している。Copyright Nature Publishing Group 2010
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子発現 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る