文献

J-GLOBAL ID：201002212495768813   整理番号：10A0696040

住宅貧困をどうする 無料低額宿泊所の現実-行き場のない人を支える最後のセーフティネット

著者 (1件)： 小川卓也 (エスエスエス)
資料名： 都市問題  (Journal of the Tokyo Institute of Municipal Research)
巻： 101  号： 7  ページ： 72-77  発行年： 2010年07月01日 
JST資料番号： S0255A  ISSN： 0387-3382  CODEN： TOMOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 無料低額宿泊所の現実について述べた。宿泊所は,住所設定の出来る一時通過型の中間施設と位置付けられ,ホームレス状態を含む生活困窮者が社会復帰を目指すための施設である。ホームレス自立支援法では,都市部の自立支援センターを軸とした就労支援中心のホームレス対策が実施されてきたが,就労を中心とした自立支援は年々困難になりつつある。民間と公設の各中間施設の社会コスト比較では,「更生施設」が宿泊所の約3倍,「救護施設」においては約4倍もコストがかかっている。宿泊所の存在がどれだけ低コストで貧困対策に寄与してきたか。限られた財源の中で,より多くの生活困窮者を包摂できる社会資源を構築すること,利用者の状況に応じて居宅と宿泊所の両方を活用していくべきである。

シソーラス用語： *社会福祉 ,  *社会福祉施設 ,  *社会保障 ,  老人福祉施設
準シソーラス用語： セーフティネット ,  ホームレス ,  自立支援 ,  社会復帰 ,  就労支援 ,  生活支援 ,  生活保護 ,  中間施設

分類 (1件)： 住宅問題  (RD03020R)

タイトルに関連する用語 (6件)： 住宅 ,  貧困 ,  無料 ,  現実 ,  人 ,  セーフティネット