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J-GLOBAL ID：201002212663898949   整理番号：10A0493953

混合型白血病: 悪性腫瘍や将来の治療における役割

Mixed lineage leukemia: roles in human malignancies and potential therapy

著者 (1件)： MARSCHALEK Rolf (Goethe-Univ. Frankfurt/Main, DEU)
資料名： FEBS Journal  (FEBS Journal)
巻： 277  号： 8  ページ： 1822-1831  発行年： 2010年04月 
JST資料番号： B0206B  ISSN： 1742-464X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 混合型白血病(MLL)はヒストンH3メチルトランスフェラーゼをコードする関連遺伝子が転座し他の遺伝子と融合して染色体が再構築されることで発病する。この染色体の再構築の知見がこの病気のメカニズムの解明や治療法の開発に必要である。これまで分子レベルで64の転座が明らかになっているが,融合する遺伝子は,蛋白質をコードすること以外は相同性や機能の同等性はほとんど示されていない。唯一,AF4ファミリーに属する遺伝子だけはRNAポリメラーゼIIの活性サイクルに依存する転写伸長因子P-TEFbを持つことだけが知られ,生物学的な機能は不明のままである。MLL幹細胞や腫瘍細胞の過去のデータやメカニズムを統合し,GSK3,SMAD3,CDKN1などとの関連を論じた。

シソーラス用語： *リンパ性白血病 ,  *癌遺伝子 ,  転座 ,  幹細胞 ,  細胞分化 ,  細胞情報伝達
準シソーラス用語： *MLL遺伝子 ,  *混合型白血病 ,  腫瘍幹細胞

分類 (2件)： 分子遺伝学一般  (EC02010J) ,  腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N)

タイトルに関連する用語 (4件)： 混合型白血病 ,  悪性腫瘍 ,  治療 ,  役割