文献
J-GLOBAL ID:201002212747439273   整理番号:10A0283537

汽水・沿岸域のカニ類の分布決定機構-メガロパ幼生の役割-

Mechanisms Determining Benthic Adult Distributions of Estuarine and Coastal Crabs: Ecological Implications of Megalopae
著者 (1件):
資料名:
巻: 47  号:ページ: 155-172  発行年: 2010年02月26日 
JST資料番号: L3747A  ISSN: 1342-2758  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
汽水・沿岸域の各種のカニの分布が決定される機構,すなわち成体・親ガニの分布特徴が生活史の中のいずれの段階において決定されているのかを検討した。本論文では,生活史とくに初期生活史の知見がある程度揃っている本邦および外国産の7種のカニ類,アオガニ,タイワンガザミ,ガザミ,ノコギリガザミ,ヨーロッパミドリガニ,アメリカイチョウガニ,ラスバンマメガニを扱った。種によって成体・親ガニの分布を決定する機構は異なっていたが,その機構はメガロパ幼生が決定的な役割を担っているか否かで二つに分けられた。いずれの場合も,ゾエア幼生の浮遊日数と分散範囲が,また浮遊生活期と底生生活期の移行期であるメガロパ幼生の回帰と着底が重要な役割を担っていることが明らかになった。浮遊幼生であるゾエア幼生からも,また底生生活期である稚・成体ガニからも,形態的・機能的特徴が著しく異なっているメガロパ幼生の役割はとくに重要であり,これらの幼生の知見を整理し,各種のカニの分布の決定機構およびその異同の生態学的意義について議論した。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
個体群生態学  ,  魚類以外の水産動物 
引用文献 (80件):
  • Swimming behavior of Dungeness crab, Cancer magister Dana megalopae in still and moving water. Estuaries, 17, 282-286.
  • Hedvall, O., P. O. Moksnes and L. Pihl (1998): Habitat selection in postlarvae and juveniles of the shore crab, Carcinus maenas: a laboratory study in an annular flume. Hydrobiol., 375/376, 89-100.
  • McConaugha, J.(2002): Altemative feeding mechanisms in megalopae of the blue crab Callinectes sapidus. Mar. Biol., 140, 1227-1233.
  • Montgomery, J. C., A. G. Jeffs, S. D. Simpson, M. Meekan and C. Tindle (2006): Sound as an orientation cue for the pelagic larvae of reef fishes and decapod crustaceans. Adv. Mar. Bin., 51, 144-196.
  • Radford, C. A., A. G. Jeffs and J. C. Montgomery (2007): Directional swimming behavior by five species of crab postlarvae in response to reef sound. Bull. Mar. Sci., 80, 369-378.
もっと見る

前のページに戻る