企業形態論の研究対象に関する考察

亀倉正彦

文献

J-GLOBAL ID：201002213213271977 整理番号：10A1045232

企業形態論の研究対象に関する考察

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資料名：
巻： 54 号： 2 ページ： 53-61 発行年： 2010年03月01日
JST資料番号： L6161A ISSN： 1346-6097 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：日本語 (JA)

本稿はまず企業形態論に関する問題意識と先行研究を紹介し,企業形態論からコーポレートガバナンス論へと研究対象が移行しつつある点について言及する。次にステークホルダとパワー概念を検討することにより,既存のコーポレートガバナンス論への違和感を明らかにした。また企業の資源ベース論(RBV)の視点から見たガバナンス論はどのようなものかを論じ,オーストリア学派RBVを援用することで経営者の判断の重要性を述べると共に,これを全体の流れに位置づける。最後に,以上の事柄を分析ツールとすることで,従来の企業形態論の研究対象がどのように整理できるか,そこから発展してきたコーポレートガバナンス論をいかに捉えうるかを示した。

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経営工学一般

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