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J-GLOBAL ID:201002213506767942   整理番号:10A0238088

初代肝細胞のカプセル化および培養のためのマトリックスとしてのヘパリンベースのヒドロゲル

Heparin-based hydrogel as a matrix for encapsulation and cultivation of primary hepatocytes
著者 (7件):
資料名:
巻: 31  号: 13  ページ: 3596-3603  発行年: 2010年05月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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初代肝細胞は毒性学および組織工学分野で肝臓代替物として一般的に使用されており,そのため,in vitroでの機能性肝細胞の維持は研究の重要トピックである。本稿は,肝細胞培養のための3次元足場として,ヘパリンベースのヒドロゲルを性質決定しようと考えた。初代ラット肝細胞をチオール化ヘパリンおよびアクリル化ポリ(エチレングリコール)(PEG)から成るプレポリマ溶液と混合した。温度を25°C~37°Cに上昇させて,チオールとアクリル化部分の間のMichael付加反応を開始し,捕捉細胞を有するヒドロゲルが形成された。肝臓特異的産物であるアルブミンおよび尿素の解析で,ヘパリンヒドロゲルが細胞に対して非毒性で,実際に,肝機能を促進することが明らかとなった。ヘパリンベースのヒドロゲルに捕捉された肝細胞は培養の3週間後に高レベルのアルブミンおよび尿素合成を維持していた。ヘパリンは成長因子と結合することが知られているので,ヒドロゲルに重要な肝臓シグナル伝達分子である肝臓細胞成長因子(HGF)を組み込んだ。ヘパリンヒドロゲルマトリックスからのHGF放出を酵素免疫測定(ELISA)を用いて解析し,培養の30日後に40%のGF分子のみが放出される徐放が生じることを示した。重要なこととして,HGF含有ヒドロゲルで培養した肝細胞は,ヒドロゲルのみで培養した細胞と比較して,有意に高いレベルのアルブミンおよび尿素合成を示した。全体として,ヘパリンベースのヒドロゲルは,培養の困難な初代肝細胞のカプセル化および維持のための有望なマトリックスであることを示した。将来においては,肝細胞または幹細胞のin vitro分化のためのマトリックスとして,およびこれらの細胞の移植のための担体として,ヘパリンベースのヒドロゲルの採用を想像する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
医用素材  ,  細胞・組織培養法 

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