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J-GLOBAL ID：201002214782714891   整理番号：10A0444508

表面改質技術フレッシュグリーンによるチタンとジルコニウムの耐食性向上

Surface Modification Technology, Fresh Green, to mitigate Corrosion of Titanium and Zirconium

著者 (3件)： 田中伸幸 (電力中研 環境科研) ,  古谷正裕 (電力中研 原子力技研) ,  常磐井守泰 (電力中研)
資料名： チタン  (Titanium Japan)
巻： 58  号： 2  ページ： 128-131  発行年： 2010年04月28日 
JST資料番号： G0043A  ISSN： 1341-1713  CODEN： CHITF5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： チタンおよび同族のジルコニウム,ハフニウムに対する新しく開発した表面改質技術の紹介を行なった。この技術はこれらの金属および合金を特殊な雰囲気中において熱処理し,それらの表面に炭素ドープ酸化M(M=Ti,Zr,Hf)を形成するもので,フレッシュグリーン(FG)と名付けた。FGの有する特徴として硬度,耐摩耗性,光触媒活性を示すと共に,FGによる耐食性改善の例を示した。ここでは,薬品(塩酸,ギ酸,シュウ酸,リン酸,次亜塩素酸ナトリウムおよびトリクロロ酢酸)による腐食環境への適用および高温高圧水(軽水炉燃料被覆管環境)による腐食環境への適用について示した。

シソーラス用語： *チタン ,  ジルコニウム ,  ハフニウム ,  *表面処理 ,  酸化膜 ,  炭素 ,  ドーピング ,  *耐食性 ,  化成皮膜

分類 (2件)： 防食  (WB03040M) ,  その他の表面処理  (WC08070F)

引用文献 (5件)：

• 常磐井守泰, 古谷正裕, 田中伸幸,「チタンの表面改質技術「フレッシュグリーン」の開発」, チタン協会誌, 54, 1(2006).
• 田中伸幸, 常磐井守泰, 古谷正裕, 堀江正明「チタンの表面改質技術フレッシュグリーンによる耐食性改善効果」, 日本原子力学会秋季大会, Q15(2008).
• Furuya, M.; N. Tanaka, M. Tokiwai and M. Horie “Surface Modification Technology of Titanium, ‘Fresh Green’ Durability and Photocatalytic Activity of Carbon-Doped Titanium Dioxide Surface” Ti-2007 Science and Technology, JIMIC 5, 1727-1730(2007).
• 田中伸幸, 古谷正裕, 常磐井守泰, 本多孝「チタンの表面改質「フレッシュグリーン」による水処理技術の開発」, 化学工学会秋季年会 (2009).
• 神戸製鋼,「神戸チタンカタログ」(2009).

タイトルに関連する用語 (6件)： 表面改質 ,  フレッシュ ,  グリーン ,  チタン ,  ジルコニウム ,  耐食性