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J-GLOBAL ID：201002214892209882   整理番号：10A0361446

機能性コロイド研究の進歩 3 超臨界水熱プロセスによるナノ粒子の合成とハイブリッド化 粒子表面改質による相反機能材料開発

著者 (2件)： 阿尻雅文 (東北大 原子分子材料科学高等研究機構) ,  市川和義 (化学技術戦略推進機構)
資料名： 化学と工業  (Chemistry & Chemical Industry)
巻： 63  号： 4  ページ： 330-332  発行年： 2010年04月01日 
JST資料番号： F0107A  ISSN： 0022-7684  CODEN： KAKTAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 急速に進展する情報家電や自動車産業では,透明導電膜,耐熱材料,高度情報通信用光学材料等,トレードオフ機能を同時に発現する材料の開発が求められている。例えば,パワーデバイス用材料では,断熱性,耐熱性,放熱性と加工性が同時に求められる。単一材料では,このような相反機能を同時に達成することは困難な場合が多い。高分子と無機ナノ粒子のハイブリッド材料化はそのニーズに応える一つの手法ではあるが,ナノ粒子を高分子中に分散させるだけでなく,無機ナノ粒子と高分子界面でのフォノン散乱による伝熱抵抗を低く抑えるために化学結合を形成させる必要がある。すなわち,有機分子と無機分子とが分子レベルで融合したハイブリッドナノ粒子の創製が超ハイブリッド材料開発の「鍵」である。本稿では,表面制御ナノ粒子合成法としての超臨界水熱合成法について特性を整理したい。(著者抄録)

シソーラス用語： *超臨界水 ,  *水熱合成 ,  状態図 ,  硝酸塩 ,  硫酸塩 ,  金属酸化物 ,  ナノ粒子 ,  粒径 ,  酸化セリウム ,  *表面改質 ,  光透過 ,  反射防止膜 ,  熱伝導率 ,  相反性 ,  屈折率 ,  高分子有機-無機ハイブリッド ,  *ハイブリッド複合材料 ,  ナノ構造 ,  電子顕微鏡観察 ,  コロイド ,  酸塩基触媒反応 ,  技術展望 ,  脂肪酸
準シソーラス用語： ナノハイブリッド ,  金属ナノ粒子

分類 (2件)： ゴム・プラスチック材料  (HC02030I) ,  均一系触媒反応  (CB06090Q)

物質索引 (1件)： デカン酸

引用文献 (5件)：

• ADSCHIRI, T. Chem. Lett. 2007, 36, 1188
• ZHANG, J. Adv. Mater. 2007, 19, 203
• KANEKO, K. Nano Lett. 2007, 7, 421
• ADSCHIRI, T. Adv. Mat. Res. 2009, 13, 247
• RANGAPPA, D. J. Am. Chem. Soc. 2007, 129, 11061

タイトルに関連する用語 (10件)： 機能性 ,  コロイド ,  研究 ,  超臨界水 ,  プロセス ,  ナノ粒子 ,  ハイブリッド化 ,  表面改質 ,  機能材料 ,  開発