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J-GLOBAL ID：201002214933097920   整理番号：10A0167437

マイクロバブル・ナノバブルの特性とその応用 マイクロバブル・ナノバブルの基礎

著者 (1件)： 柘植秀樹
資料名： 日本海水学会誌  (Bulletin of the Society of Sea Water Science, Japan)
巻： 64  号： 1  ページ： 4-10  発行年： 2010年02月01日 
JST資料番号： F0235A  ISSN： 0369-4550  CODEN： NKAGBU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 一般的には直径がμmオーダーの気泡がマイクロバブル(MB)と考えられるが,取扱う分野により対象とする大きさが異なり,生理活性分野では10-40μm,流体物理分野では数100μm以下としている。MBは水中で収縮してマイクロナノバブル(MNB),さらにナノバブル(NB)となる。MBの上昇速度は液物性に依存するが,水中では直径が100μmくらいでレイノルズ数(Re)がほぼ1になり,球形気泡となる。Re<1では,気泡海面の流動が自由な気泡球として振舞う場合と固体球として振舞う場合がある。マイクロバブル・ナノバブルは,摩擦抵抗を低減する,気泡内圧力が高い,気液界面積が大きい,ガス溶解量が大きい,ホタテガイや真珠貝などの成長を促進させる生理活性効果を有することなどが認められる。マイクロバブル・ナノバブルの発生法,マイクロバブルの大きさの測定法についても述べた。

シソーラス用語： *気泡 ,  ナノ構造 ,  Reynolds数 ,  気液界面 ,  摩擦抵抗 ,  *ホタテガイ ,  *アコヤガイ ,  *成長促進 ,  生物活性
準シソーラス用語： Patinopecten yessoensis ,  Pinctada fucata ,  *ナノバブル ,  マイクロ・ナノバブル ,  *マイクロバブル ,  生理活性 ,  *微細気泡

分類 (2件)： 膜流,液滴,気泡,キャビテーション  (BC02070U) ,  魚類以外の水産動物  (FH02030V)

引用文献 (29件)：

• 大成博文. マイクロバブルのすべて. 2006
• FUKUSHI, K. Dissolved Air Flotation : Experiments and Kineteic Analysis. J. Water SRT-aqua. 1998, 47, 76-86
• TAKAHASHI, M. The ζ Potential of Microbubbles in Aqueous Solutions : Electrical Properties of the Gas-Water Interface. J. Phys. Chem. B. 2005, 109, 21858-21864
• 大成博文. マイクロバブルの発生機構と収縮特性. 水工学論文集. 2006, 50, 1345-1350
• LEE, S. J. Simultaneous Measurement of Size and Velocity of Microbubbles Moving in an Opaque Tube Using an X-ray Particle Tracking Velocimetry Technique. Exp. in Fluids. 2005, 39, 492-497

タイトルに関連する用語 (4件)： マイクロバブル ,  ナノバブル ,  応用 ,  基礎