抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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新日本製鐵におけるレール品質向上に関する取り組みを紹介した。1)レール寸法精度の向上を図るためユニバーサル圧延方法を導入した。1997年には高精度ユニバーサル仕上げ圧延機を増設して寸法精度を飛躍的に高めた。2)2003年の「レールの波状曲がりの規定」制定に先駆けてローラー矯正機(矯正機)の更新を行い,矯正機の高剛性化と矯正ロール径の拡大を実施し,規定に適合した製品を出荷した。3)2002年に,矯正工程で発生する未矯正部(レール端部の曲がり)を限定,極小化するためレール製造プロセスの変更を行った。これにより溶接部の真直性向上と溶接作業の効率化も図ることができた。4)1987年にインライン熱処理プロセスを適用した,優れた耐摩耗性,耐内部疲労損傷性をもつDHH(Deep Head Hardened)レールを開発した。その後,主に海外の重荷重鉄道で評価が高いHE(Hyper Eutectoid)レールを開発した。5)シェリングの発生を抑制するベイナイトレールを実用化し,国内の直線区間での適用を推進した。