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J-GLOBAL ID：201002215146747557   整理番号：10A0358070

有機金属性Cp^*Ru^IIO-アルキル-N-フェニルカルバマート サンドイッチ状錯体の合成,構造,および選択的細胞毒性

Synthesis, Structure, and Selective Cytotoxicity of Organometallic Cp^*Ru^II O-Alkyl-N-phenylcarbamate Sandwich Complexes

著者 (5件)： LOUGHREY Bradley T. (Griffith Univ., Qld, AUS) ,  WILLIAMS Michael L. (Griffith Univ., Qld, AUS) ,  CARRUTHERS Thomas J. (Griffith Univ., Qld, AUS) ,  PARSONS Peter G. (Queensland Inst. Medical Res., Qld, AUS) ,  HEALY Peter C. (Griffith Univ., Qld, AUS)
資料名： Australian Journal of Chemistry  (Australian Journal of Chemistry)
巻： 63  号： 2  ページ： 245-251  発行年： 2010年 
JST資料番号： A0492A  ISSN： 0004-9425  CODEN： AJCHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オーストラリア (AUS)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ルテニウムをサンドイッチ状にはさんだ錯体,[Cp^*Ru(PhNHCO₂R)]BPh₄(R=Me,Et,n-Pr)を簡便なワンポット反応として合成した(Cp^*=ペンタメチルシクロペンタジエン)。即ち,三塩化ルテニウムとペンタメチルシクロペンタジエン,およびフェニルイソシアナートをアルコール溶液中で加熱還流した後,精製したη⁶-アレーンCp^*Ru^II錯体水溶液をテトラフェニルほう酸ナトリウムと混合した。X線結晶学によりこの錯体の構造を解析し,FT-IR,NMR,ESI-MSなどにより特性付けを行なった。in vitro試験では,錯体は広範囲の腫瘍細胞に対して強力な成長阻害剤であるが,通常のヒト繊維芽細胞に対してはかなり低毒性であった。

シソーラス用語： シクロペンタジエニル錯体 ,  *ルテニウム錯体 ,  有機ルテニウム化合物 ,  カルバミド酸エステル ,  サンドイッチ構造 ,  ワンポット合成 ,  塩化ルテニウム ,  X線回折 ,  分子構造 ,  *結晶構造 ,  細胞毒性 ,  フェノール類 ,  無機酸エステル ,  有機シアン化合物

分類 (2件)： 白金族元素の錯体  (CE01100E) ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造  (BK09030X)

物質索引 (4件)： フェニルイソシアナート ,  フェニルカルバミド酸エチル ,  フェニルカルバミド酸プロピル ,  フェニルカルバミド酸メチル

タイトルに関連する用語 (5件)： 有機金属 ,  フェニルカルバマート ,  サンドイッチ ,  錯体 ,  細胞毒性