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J-GLOBAL ID：201002215165414895   整理番号：10A0287658

容積調節応答は,もはや完全浸透圧計ではないヒト赤血球でヌクレオシドにより誘発できる

A Volume Regulatory Response Can Be Triggered by Nucleosides in Human Erythrocytes, a Perfect Osmometer No Longer

著者 (4件)： PAFUNDO Diego E. (Universidad de Buenos Aires, Buenos Aires, ARG) ,  ALVAREZ Cora L. (Universidad de Buenos Aires, Buenos Aires, ARG) ,  KRUMSCHNABEL Gerhard (Innsbruck Medical Univ., Innsbruck, AUT) ,  SCHWARZBAUM Pablo J. (Universidad de Buenos Aires, Buenos Aires, ARG)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 9  ページ： 6134-6144  発行年： 2010年02月26日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒト赤血球は外部オスモライト応答的に膨潤,収縮し,完全バイオ浸透圧計ととして機能するが,この細胞応答におけるプリン及びピリミジン受容体の関与をBCECF蛍光クエンチングにより調べた。赤血球はアデニンヌクレオチドを取込まず,エクトヌクレオチダーゼ活性を測定したところ,ATPアーゼ活性は非常に低かったが,エクトADPアーゼ及びエクトAMPアーゼ活性を示し,浸透圧刺激によりアデノシン及びアデノシン作動薬,アデノシン-5-N-エチルカルボキサミド(NECA)などのP1受容体アゴニストは細胞内に取込まれ,調節的細胞減少(RVD)が誘導された。RVDはP1受容体アンタゴニスト8-(p-スルホフェニル)テオフィリンまたはP1-A_2B阻害剤MRS-1754で特異的に阻止されたが,P2受容体アゴニストとアンタゴニストの細胞容積調節への関与は認められなかった。

シソーラス用語： 蛍光標識 ,  *浸透圧 ,  *赤血球膜 ,  *プリン受容体 ,  体積 ,  水分ストレス ,  ホメオスタシス ,  アデニンヌクレオチド ,  配位子効果 ,  ヌクレオチド類似体 ,  スルホン酸 ,  芳香族化合物 ,  ラクタム ,  ウレア化合物 ,  芳香族カルボン酸 ,  ラクトン ,  スピロ化合物 ,  フェノール類 ,  芳香族縮合化合物 ,  ヒドロキシ酸 ,  ポリカルボン酸 ,  窒素複素環化合物 ,  カルボアミド ,  フラノシド
準シソーラス用語： *P1受容体 ,  細胞容積

分類 (2件)： 細胞膜の受容体  (EF04030C) ,  赤血球  (EJ03020W)

物質索引 (4件)： 8-(p-スルホフェニル)テオフィリン ,  BCECF ,  MRS-1754 ,  NECA

タイトルに関連する用語 (6件)： 容積調節 ,  応答 ,  ヒト ,  赤血球 ,  ヌクレオシド ,  誘発